Hihaki2

Prologue
漸くたどり着いた。火吐山の麓にある町、「銀杏谷(いちょうだに)」
君はこの地に赴く前、とある老人から警告を受けた。
「余程向こう見ずなものでない限り、火吐山へ旅立つ事などしないはずだ!」

噂……
火吐山には悪の魔法使いが潜んでいるという。人々から宝を巻き上げ、山のダンジョンの奥底に隠したと。
多くの勇者が悪の魔法使いから宝を奪還すべく、今日も危険を顧みず冒険へと旅立つ。
火吐山にはモンスターが潜み、とりわけ悪の魔法使いが君臨するダンジョンにはミノタウロスが待ち構えていると。
死と隣り合わせの困難を乗り越えたものだけがなし得る偉業、それが魔法使いザゴーリ征伐だ。

君も腕に覚えのある勇者だ。その噂を聞きつけてはるばるこの町まで来た。
民には笑顔が溢れ、町は活気に満ちている。平和そのものだ。
これから旅立つ嵐の前の静けさなのかと思わずにはいられなかった。

長旅でいささか歩き疲れた君は草原にどっかと座り込む。一息つき、ふと前方を眺める。
大地に雄大に遠くそびえ立つ火吐山。山頂は雲を冠とし、様子伺うことが出来ない。
あのどこかにザゴーリが、自ら築き上げた迷宮で密かに悪事を働いているのだろうか。

さあ、ページをめくりたまえ。 →1
7stars3

手持ちの金は20コインか……。
この金額が十分なのか否かそれは知る由もない。
だが、悪名高い「ザゴーリのダンジョン」に飛び込むには情報量が足りない。
さて君は

高級レストランに入ってみる → 7へ進む
大衆バーに向かう →50へ進む
宿泊施設に行き、明日の冒険に備える →28へ進む
7stars3

君はエルフ語の心得があったので、ある程度は把握できる。
手紙によると、彼女は熱心なディーブラ教の信者と思われる。
初心者が魔法を使う場合、特別な呼吸法があり、それを実施すると
女神ディーブラのご加護により比較的容易に呪文に効果を持たせることが出来る様だ。
たとえディーブラ教の信者でなくても有効だそうで大変良心的だ。
手紙には30と言う数字も記されている。
必要なら覚えるかメモしておくといいだろう。
酔いが回り、忘れてしまいそうだ。
55へ進む
7stars3

さて、いよいよ火吐山へ向かう。
登山ルートは2つある。

東の湖のほとりを通る道と、西の山林を通る道だ。
さて、君ならどちらを選ぶ?

東 →57へ進む
西 →23へ進む
7stars3

君は熊と鉢合わせになりながらも冷静に様子を見守る。
熊は倒れている男にかぶり付く!
男は雄叫びを上げる! だがもう後の祭りだ。
そのまま襲われて、激しく抵抗するもやがて力尽きる。
君も注意深く身構えるが、熊は満腹になったのか
君への興味を失い、その場から立ち去った。
熊に出会ったからといって、死んだマネなどしないことだ。

26へ進む
7stars3

目的はザゴーリ本人ではなく宝物だ。征伐は奴らに任せてダンジョンに忍び込めば
お宝をゲットできるだろう……。君はそう企てると、男に害意がないことを伝え、その場を立ち去る。
君はダンジョンを見つけ、宝を求めてさまよう。
しばらく歩くと十字路に、さらに歩を進めると上下に通路が分岐し……。次は三叉路、次は十字路、上下左右に分岐する交差点……。
複雑な三次元の迷宮を君はなおも散策する。
迷宮で迷うことを、ミノタウロスの餌食になるという表現がある。
宝やバルタスは愚か、ミノタウロスにですら巡りあうことなく君は
永遠にさまよい続けるのだった……。
「もしかして……ゲームーオーバーと言うやつか?」
長髪となり髭を伸ばした君は漸くその事に気がつくのだった。
7stars3

ついに君は邪悪な魔術師ザゴーリを生け捕ったというわけだ!
だが全く抵抗する素振りも見せず、塞ぎ込み、目も虚ろで生きる屍のようなこの男、
本当にザゴーリかと疑いたくなる存在だ。
「もう、どうにもならん。このわしを煮るなり焼くなり好きにしたら良い」
投げやりなこの態度。放っておけば自殺でもしてしまいそうな様相だ。
まるで魔力の元となるカードをカンテラで一枚ずつ焼き捨てられてしまった、打ちひしがれた様な魔術師……。

それでも君はこの男から宝のありかを聞き出しても良いし →35へ進む
思い当たるフシがあれば何か行動を起こしても良い。※
7stars3

君は高級レストランで入店できるか問い合わせる。
「料金は20コインからとなっております」
最低金額が全財産とは。君は思わず苦笑いをする。
さて、君はどうするか。

有り金はたいて入店するなら →33へ進む
大衆バーに向かうなら →50へ進む
宿泊施設に行き、明日の冒険に備えるなら →28へ進む
7stars3

君がベルモンドに左に行くと主張すると、露骨に奴は気分を害した。
「この、ベルモンドが右と言っておるのに、そなたはなぜ左と言うのだ!」

さて君は
「左から物音がするから」と正直に言ってみるか →30へ進む
「まあまあ、ここはちょっと試しに俺を立ててみないか」と宥めるか →36へ進む
怒らせると面倒くさいので、まず右に行ってみるか →13へ進む
7stars3

「ふふふ。結構だ。敵は何もザゴーリだけではない。獰猛なモンスターや凶暴な獣共もわれらに襲いかかるであろう。その際は一人より二人のほうが手っ取り早いからな」
どこかしら含み笑いを浮かべながらベルモンドはそう言い放った。
全身に自信がみなぎっている。己の力量からなせる技なのか。
同盟を組んだわけではない。呉越同舟と言うやつだ。
君とベルモンドは旅を続ける。
53へ進む
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「へい毎度!」
威勢よく店主は君からコインを受け取ると、
手際よくエールを並々と注いでくれた。
君は適当な場所で一杯やり始める。
するとどうだろう? 聞こえてくるぞ、猛者共の会話が。
「……ザゴーリ本人は腕が立つわけじゃないらしい」
「ああ。そうらしいな」
「バルタスがヤバイらしいぞ。魔法にも武術にも長けると聞く」
「本当か? 」
「山林の奥深くにザゴーリの迷宮がある。そこに潜んでいるぜ」
「ブラフじゃねえのか」
「いや、この前バルタスと一戦交えて逃げ帰ってきた奴の情報だぜ」
「そうか。バルタス、凄そうな奴だな」
「ふふふ。このベルモンドに敵う相手なのか楽しみと言うものだな」
「よく言うよ。聞いたこともねえよアンタなんて」
「フン! ほざいたな」
君は殺気を感じて身を翻し、距離を取る。
やはり。ベルモンドと言い争った戦士と二人がにらみ合っている。
人だかりは彼らを中心に円を描き、二人は互いに剣を抜いた。
ざわめく群衆。だれも止めるものなどいない。どちらが勝つか賭けに出ている。
君はベルモンドが勝つと判断した。結果はそのとおりだ。
勝負は一瞬。すれ違いざまに、名も無き戦士は伸びていた。
ベルモンドという男、出来る。君の強力なライバルだ。
奴はそのまま去っていった。君もエールを早々とエールを飲み干すと、
その場を去り、宿泊施設に向かう。 →28へ進む
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「おい、大丈夫か?」
君は少女に声をかける。
少女は驚いた様な表情をしたが、君に救いを求めてきた。
君は少女から情報を聴きだした。
一日三回、食事を運ばれる時間があり、その時は兵隊2名で
ドアを開けて入室するそうだ。その兵隊2名を何とかできれば
君は彼女を救い出せると考えたが、どれほど強い兵隊なのだろうか?
今日はまだ朝食がまだだから、そろそろ来るという。

さて君は
このまま兵隊を待ち伏せするか →22へ進む
他の方法を考えるか →57へ進む
7stars3
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君はザゴーリを丁重に扱い、火吐山の噴火はいつごろと予想しているのかと尋ねた。
「お主、噴火の事をなぜ知っているのだ?」
「そんなことはどうでもいい。前世で知った、とでも言っておこうか」
「ふん……。不思議なめぐり合わせだな。我が弟子、バルタスがつまらぬ戦士の前に絶命した。奴がおらんともう、どうにもならぬ」
「なぜだ」
「魔術師が二人必要じゃ。それも今すぐにじゃ。現在わしが立っているところと、この先1マイルほどのところに柏の大木があるが、その場所で同時にある呪文を唱えなくてはならぬ。膨大な資金と時間をかけて調査し漸く特異点を見つけ、呪文を唱えて火吐山の噴火を食い止めることが出来るかと思っておったのに……」
そこまで淡々と話していたザゴーリが突然激怒した。
「貴様ら戦士共は何の確証もなく単なる噂なんぞを心底信じおって! この大馬鹿者めが! お前ら戦士はもちろん、この山に住む動植物やヒューマノイド、そして銀杏谷の町民が全て犠牲になるのだぞ!」
「それは済まぬ。俺も冒険することで漸く真実にたどり着いたのだ。戦士を代表して謝る。この俺の腹で良ければいくらでも切る。だがな、アンタの言った通り、町民を救わなければならないだろう。その呪文を教えろ」
「何じゃと?」
「諦めたらそこでゲームオーバーだ。もう、二度とその轍は踏まない。先程も見ただろう? おれはただの戦士じゃない」
「そうか……。確かに金縛りの呪文は成功していたようじゃ。どうやらディーブラ教の助けを借りたのじゃな? お主は余程ディーブラ教の信者に信用されていたようじゃな。よかろう。このまま地団駄を踏んでいても仕方ない。最後の賭けじゃ」
「そうこなくちゃ」
「呪文はOYIANEKIAHCIJNIHSOWASAWUじゃ」
「よし、覚えた。メモなんぞ必要ない」
「では済まぬが、わしはもう1マイルも歩く……」
「もちろん俺が柏の大木へ走る。任せてくれ。で、いつ唱えればいい?」
「見ろ」
ザゴーリが天に向かって指を指す。
「太陽が昇り、もうじき正午となる。その瞬間に唱えるのだ。火吐山の山頂へ向けて」
「わかった。じゃあな」
「うむ。頼んだぞ」
君は走る。正午に向かって昇る太陽の10倍も早く走った。息を切らし、たどり着いたぞ、柏の大木。ギリギリだ。今まさに正午に差し掛かる。
君は呼吸を整えると呪文を唱える。女神ディーブラのご加護があらんことを!

43へ進む
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君が同意したことに嬉しいのかベルモンドは意気揚々と歩き始める。
しばらく歩くと十字路に、ベルモンドの意向で右に曲がり歩を進めると上下に通路が分岐し……。次は三叉路、次は十字路、上下左右に分岐する交差点……。
複雑な三次元の迷宮を君たちはなおも散策する。
迷宮で迷うことを、ミノタウロスの餌食になるという表現がある。
宝やバルタスは愚か、ミノタウロスにですら巡りあうことなく君たちは
永遠にさまよい続けるのだった……。
「もしかして……ゲームーオーバーと言うやつか?」
長髪となり髭を伸ばしたベルモンドがそう呟く頃、君は微動だにしなかった。
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野生の熊だ。これは強敵。場合によっては死闘が繰り広げられることだろう。
だが君は勇者だ。まずは語りかける。無論相手に言語理解能力はない。
こちらの強さを理解させるのに必要な手続きだ。
次第に声を大きくしていく。体中に徐々に力を込めていく。
熊は理解した。君のほうが熊よりも強いことを。
やがて利口な熊はその場を立ち去る。君としても無用な戦いを避けることが出来てよかった。
さて次だ。倒れているふりしている男に話しかける。
「あ、ありがとうございます! 助かりました」まだ熊の恐怖に震えながら君に感謝した。
何度も君に礼をいい、馴れ馴れしく身体を触ってきたりもした。
やがて、「ではこれにて失礼します」と言って立ち去ろうとした。

さて君は
「ちょっと待て」と留めるか →45へ進む
そのまま見送るか → 37へ進む
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「ふふふ。知らぬというのにどうやって宝を手に入れるのだ?」
「アホか。ザゴーリを始め宝を探す連中が正確な情報など漏らすものか」
「む。ではどうするのだ」
「無論ザゴーリ本人を問い詰めればいいだけの話だろう」
「ザゴーリはどこにいる?」
「それを探しに来たんだろが」
なかなか思ったよりベルモンドは思考が停止しているようだ。
何とかとハサミは使いようだ。
さて、しばらく歩いていると徐ろに見えて来たのは大きな洞窟。
「これは……ザゴーリのダンジョンか?」
ベルモンドが興奮気味に呟いた。
奴の発想は自由すぎだが、流石に君も巨大な洞窟を目の当たりにし、
今回ばかりはベルモンドに同意した。
「違いないだろうな」
「ここにはバルタスが潜んでいると言う確かな情報を得ている」
「ウラは取れているのか」君はベルモンドに確認する。
「バーで聞いた。なんでもバルタスに一網打尽にされ、逃げ帰ってきた奴の話だそうだ」
信じるか信じないかは君次第だ。君はどちらに転んでもいいように、ベルモンドに提案する。
「忍びこむとしようか。強敵バルタスもベルモンド、お主がいれば鬼に金棒だ。奴からザゴーリの居所を聞けばいい」
「うぬ。瞬殺してはならぬと。居場所を聞くまでは泳がすしかないという事だな」
ベルモンドはしぶしぶ首をかしげながらも同意した。
「その通りだ」
条約成立。君たちは互いにランタンの火を灯し、洞窟の中へ進入する。
入口には何種類かの言語で注意書きが提示してある。「危険 立入禁止」
これはご丁寧に。随分とマヌケだ。

良い子ではない悪い大人の君たちは、ザゴーリのダンジョンに進入する →19へ進む

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ここで使える有効な手段とは魔法が思いつく。
何か呪文を知っているのなら唱えてみよ。
その際、数字を覚えたはずなので、その時覚えた数字を二倍した番号のパラグラフへすすめ
なにか使えるものを探してザックを弄るのなら →21へ進む
7stars3
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君たちが歩みを進めていると、朧げに光が見えてきた。
恐らく……君たちの足音を振動音の主が感づいたのだろう。
物音が聞こえなくなった。
やがて君やベルモンドのものと異なる、ランタンの灯火が顕になると
人の姿が視界に入ってきた。
ローブを纏った魔術師のようだ。大層貧弱そうな男だ。外観だけで判断するのも危険だが、お世辞にも戦闘力があるとは思えない。
「き、君たちは何者だい?」
君が答えようとする前に、ベルモンドはすでに口を開いていた。
「我が名はベルモンド。悪名高いザゴーリを探しておる。お主はその部下バルタスと申すのか?」
またかという表情でその男はため息を吐くとこう答えた。
「確かに僕は弟子のバルタスだ。でも、悪い噂が広まっているようだね。ザゴーリ先生は非合法なことは一切していないよ。何かの間違いだ」
「嘘をつけ。街中の噂になっておる。悪事を働いたと市長も訴えている」
「何? 市長が? バカな……。そこまで堕ちたのか彼は」
「観念して、ザゴーリの居場所を吐くか。貧しい庶民から巻き上げた金銀財宝の在り処を吐くか。選択肢は貴様が選ぶんだ、バルタス!」
ベルモンドは君を背後に剣を抜いてバルタスを脅迫する。
「吐けば命ばかりは助けてやろう」
「本当に情報を提供すれば僕を助けてくれるのか」
「ああ。約束しよう」
「でも断る」
「な、何ィー?」

今にもベルモンドがバルタスに斬りかかろうとしている。さて君はどうする?

ベルモンドを制し、バルタスの話を聞く →47へ進む
ベルモンドを倒す →38へ進む
ベルモンドのやり取りを見守る →49へ進む
7stars3
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女は上司と思われる係員と共に現れ、
新しい料理を運んできた。
上司は「大変申し訳ございませんでした。ぜひご堪能下さい」と
深々とお詫びをする。
ほろ酔い気分も手伝って、君は上機嫌でそれを受け入れる。
55へ進む
7stars3
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ザゴーリのダンジョンに侵入した聞いた地は慎重に歩き始める。
やがてY字路にぶつかる。
どうしたものか考える。
「虱潰しに行くしかない。まずは右に行こうぞ」
タブロイド思考のベルモンドは君を右へと強固に誘う。
ここで奴に逆らうと厄介なことになるかもしれない。
君は何か手がかりはないか? 特徴はないかと観察する。
するとどうだ。左からは何か振動のようなものを微かに感じる。

さて君は
右に行くか? →13へ進む
左に行くか? →8へ進む
7stars3
20
君は赤い装束を纏った少女に教わった呪文を思い出した。
今こそ使うべき時だ。しかし、君は初心者だ。果たして上手く呪文を扱えるのか?
君に何か手立てがあるのなら、その時覚えた数字に10を足した番号のパラグラフに進んでみること。

その手立てを知らないのなら、呪文をいくら唱えても何事も起こらない。
ザゴーリが一言、「ゲームオーバーじゃよ」と呟くのを聞くばかりだ。
やがて君は6人の戦士たちの剣に串刺しにされ、二度と目覚めることはなかった。

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7stars3
21
君はザックをつかもうとして愕然とする!
君は目ぼしいアイテムを持っていないばかりか、これまで『ザックを持っている』という記述も見かけなかったはずだ!
「ゲームオーバーじゃよ」ザゴーリは全く戦う準備が出来ていなかった君に忠告した。
慌てふためいているうちに、君は6人の戦士たちの剣に串刺しにされ、二度と目覚めることはなかった。

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7stars3
22
君は息を殺して茂みに隠れて待ち伏せする。
すると、兵隊が4名も現れた!
少女が嘘を言っていたのか。それとも本当は4人来ていたのに
2名しか認識していなかったのか?
恐らく後者だ。4名のうち二人は鍵を開けて入室している。
残り二名が見張りをしている。多分少女からは見張り二名は死角だ。

さあ、どうする? 今なら逃げられるぞ。

取り敢えず先を急ぐか →32へ進む
四人相手に戦う →51へ進む
7stars3
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君は山林を歩き始める。山道は険しい。
急勾配な上、足場が凸凹してぬかるみもあり、歩きにくい。
これは突然敵が現れたら対処が難しいかもしれない。
君は用心して歩を進める。
そして気付いた。何者かが君の後を追っている!

さて君は
気づかないふりをし、後ろに意識を集中して歩き続ける →52へ進む
堂々と後ろを振り向き、「何者だ?」と問いただす →61へ進む
7stars3
24
打ち解けてくると、女性はエルフで、こんなに人に優しくもらったことはないと感激していた。
彼女にはドワーフの旦那との間に娘がおり、くだらぬ偏見で捕まっているらしい。
その保釈金を稼ぐためにここで働いているそうだ。
あとここは人使いが荒く、料理も彼女自身が作っているらしい(!)
だが彼女は魔法が使えるので、効率的に料理と配膳が可能だそうだ。
彼女は君も魔法のセンスがあると言ってくれた。
魔法使いと渡り合うにはいいかもしれない。
すっかり満足した君に、先ほどの女エルフが君に手紙を渡してくれた。

手紙を読むのなら →2へ進む
取り敢えずここを出るなら →55へ進む
7stars3
25
「ふふふ。結構だ。敵は何もザゴーリだけではない。獰猛なモンスターや凶暴な獣共もわれらに襲いかかるであろう。その際は一人より二人のほうが手っ取り早いからな」
どこかしら含み笑いを浮かべながらベルモンドはそう言い放った。
全身に自信がみなぎっている。己の力量からなせる技なのか。
同盟を組んだわけではない。呉越同舟と言うやつだ。
君とベルモンドは旅を続ける。
「ほうら。早速お出ましだぞ」
ベルモンドに指摘され、君は遅ればせながらゴブリン三匹が前方から迫り来るのに気づく

さて君は
一人でゴブリン共を蹴散らす→34へ進む
ベルモンドに協力を仰ぐ→44へ進む
7stars3
26
君はもくもくと山林を歩く。すると、遥か前方に人だかりが見える。
一人の男を数人で取り囲んでいるようだ。

さて君は
駆け寄って話しかけるか →59へ進む
そいつらを刺激しないように立ち去るか →39へ進む
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君は身を翻して草むらに隠れる。
すると、後ろからつけてきた者がゴブリン共とかち合った。
それは戦士だった。ゴブリンが襲いかかろうとも表情を微動だにせず、
剣を抜き、立ちまわったはずだが、目にも留まらぬ速さとはこのことを言うのだろう。
太刀筋に無駄や迷いがない。一撃必殺だ。
君は悟る。奴とやりあったら互角になると。
戦士はゴブリンの死体から目ぼしい物を弄ると、君の方に近づいてきた。
「この程度のゴブリン共を倒せないようでは、この先が思いやられるぞ、戦士殿」
逃げ場はない。君は押し黙って姿を現す。
「ふふふ。いい剣を持っているな。これからの私の旅に重要な役割を果たしてくれそうだ。おとなしく置いていってくれれば手間も省けるのだが、そうもいくまい。ゴブリンから逃げ出した割にはそなた、腕に覚えはありそうだ。能ある鷹はなんとやら、だな」
そういうが早いか、身構えた君を奴の魔術が襲う!
金縛りだ。君は身動きがとれない。その隙に戦士のクリティカルヒットをモロに受ける。
「ふふふ。残念だがそなたはここでゲームオーバーだ。この山中にいると言うことはお主もザゴーリ征伐するつもりであったのだろう? 安心し給え。このベルモンドが代わりに成し遂げてやる。生まれ変われるのなら一つ助言がある。出来ぬと思う前に、まずはやってみることだ。逃げてばかりでは折角のチャンスを失うぞ?」
ベルモンドは君の亡骸から剣を奪うと、足早に山中へと消えていった。

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7stars3
28
宿泊施設は1泊5コインだ。君はそれを支払うと
共同浴場で長旅の汗を流し、フカフカの布団に転がり込む。
すると、夢を見た。
湖の辺。泣き叫ぶ声。
窓を叩く、赤い衣服を纏った少女。
君に助けを求めている。
真夜中に君は汗をかきながら目を覚ます。
うなされていた。
明日のことを憂いても仕方ない。
休めるだけ休もう。
その後もよく眠れなかったが、やがて夜が明けた。→3へ進む
7stars3
29
君はいい気分で呑んでいたので
ちょっとした粗相を蒸し返したくなかった。
料理はたくさん運ばれてきている。一品くらいどうってことはない。
上機嫌で何気なしに女を許すと、感極まって泣き出した。
せっかくの気分が台無しだ。

適当に宥めて食事を楽しむなら →55へ進む
一人飯もつまらない。話に付き合うなら→ 24へ進む
7stars3
30
君は堂々と力説する。
「聞こえないのか? ベルモンド? 左からは物音が聞こえるだろう?」
そう言われてベルモンドは耳を澄ました。
「確かに」
「と言うことは何者かが作業をしている可能性が高いということだ」
「バルタスか?」
「とは限らない。ミノタウロスの可能性もある」
「ぬう」
「だが闇雲に複雑なダンジョンを歩きまわるくらいなら、確実性の高い選択肢から潰し込んで行くべきだってのが俺の考えだがね」
「うぬう」
「さあ、どうする。俺はお前がどーしてもと言うのなら右でもいいんだが、手っ取り早いに越したことはない。俺は左からだと思うんだが、選択肢はお前が選べよ、ベルモンド」
君にそう説得され、少し考えこんだベルモンドだったが、大きく頷いてこう答えた。
「お主、なかなか優れた思考能力の持ち主だな。ここは指示に従おう。まずは左だ」

君はベルモンドの説得に成功した →17へ進む
7stars3
31
君はオシュマンを従えて収容所の側に忍び寄る。
だが、運が悪かった。兵隊が4人も現れたのだ。
君は剣を抜き、瞬く間に二人の兵隊を倒すもオシュマンが人質になった。
どこまで足を引っ張るのやら……。
君もオシュマンも、少女とともに収容所で残りの人生を過ごすことになる。
「旦那……。本当に申し訳ありやせん。あっしのせいでゲームオーバーになっちまうとは。とほほ。もっと情報をご提供できればこんなことにはならなかったでしょうねえ……ぐすっ」

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7stars3
32
君は先を急ぐ。無論先程のことを完全に諦めたわけではない。
後ろ髪引かれる思いで歩を進めていると、人が倒れている。
死体だろうか? いや、気配がある。よく見ると腹部もゆっくりと動いている。
変なやつだ。だが何となくそのような素振りをしている訳が理解できた。
黒い物体が動いている。熊出没注意だ。さて君は

熊に立ち向かう →14へ進む
事の成り行きを見守る →4へ進む
7stars3
33
君は財布ごと店員に渡し、高級レストランの中へ案内される。
まずは酒だ。上質のワイン。芳醇な香りは食欲を誘う。
そして徐々に運び込まれる料理もすこぶる美味だ。
思わず舌鼓を打つ。
途中、女の配膳係が粗相をして、料理をぶちまける!
幸い衣装を汚すまで至らなかったが一品食べ損なった。
女は動揺し、ブルブル震え、「申し訳ありません」と詫びを繰り返している。

さて君は
「新しいの出してくれよ」というか →18へ進む
「気にするなよ」と声をかけるか →29へ進む
7stars3
34
確かに敵は3匹。しかしたかがゴブリンだ。奴らの動きは遅い。
ゴブリンなど10人束であっても君の敵ではない。
一呼吸、君が身を翻すと、三体が地べたに崩れ落ちるのに気づくばかりだ。
「ほう! これは大したものだ! 素晴らしい剣のお陰かもな」
そう皮肉を言って歩き出した。褒めるなら腕を褒めろよ、と君もベルモンドに言い返し、
息一つ切らしていないので、何事もなかったかのように歩き出す。

53へ進む
7stars3
35
君はありとあらゆる手段を使ってザゴーリから宝の在処を聞き出そうとしたが、無反応でだんまりを決め込むばかりだ。
些か疲れた君は、ザゴーリが逃げられぬよう金縛りの術を施し、仮眠することにした。
君が寝ている間、ザゴーリは遠目をしながらこう呟いた。
「バルタスよ……。よもやベルモンドなどと言う下らぬ戦士の前に命を落とすとは。お前ほどの男が……。わしも、時期にお前の側に行く。そしてすまぬ町民よ。間に合わなんだ。皆死ぬ。無念じゃ」
そして、項垂れ、涙が頬を伝わる。
「ゲームオーバーじゃよ」
ザゴーリが嘆き悲しみながらそう独り言をいうと、天地を狂わさんばかりの揺れと轟音が断続的に響き渡る。
火吐山が大爆発した。真っ赤なマグマが洪水のように流れ、山麓に銀杏谷に襲いかかる……。

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7stars3
36
君は猫なで声でベルモンドを説得するも、ステレオタイプの奴は首を中々縦に振らない。
刻一刻と時間が過ぎ去る。やがて君も根負けして、ベルモンドに同意する。 →13へ進む
7stars3
37
味方にするには技量に不安が残る輩だったので君としては
好都合と思っていたが、後ほど失敗したことに気づくだろう。
それは次にコインを使う時にだ。何しろ一枚も残っていないのだから!
あの男にやられた! と思うのはもう少し先のことだ。
後でコインを全て失った事に気がつくこと。
今はそのまま歩き続ける。 →26へ進む
7stars3
38
君は一思いにベルモンドに太刀を浴びせる。
「う、うう……。馬鹿な。このベルモンドが……このベルモンドがぁ! ああああああ……」
魔道士ベルモンドも、隙あらばかくも弱いものだ。
バルタスは目を大きく見開いて驚いていたが、君は会話を始めた。
「お騒がせしたね。こいつは厄介者でさ。今まで泳がせていたんだ。私も噂を聞いてここまで来たんだが、ザゴーリが合法的に財を成したというのは本当なんだね?」
しばらく呆然としていたバルタスだが、やがて思いついたように回答した。
「え? あ、ああ。間違いない」
「じゃあその財産を守るためにこの迷宮を作ったのかね? 違法じゃないならわざわざ迷宮を作る必要はないと思うんだが」
「なるほどね……。そんな噂になってるんだ」
「じゃあなぜ?」
「知らないようだね。火吐山の事を」
「?」
「火吐山はね、活火山なんだよ」
「と言うと?」
「爆発したら大変なことになる」
「!」
「食い止める必要があるよね? だから、ここは迷宮と呼ばれているらしいけど、先生と僕で地質調査をしているだけなんだよ」
「え?」
「だから宝もミノタウロスなんかもいない。途中、動物やヒューマノイドが紛れ込む可能性はあるけどね。第一『危険 立入禁止』って注意喚起の看板立てておいたはずだけど。いろいろな言語でも書いていたんだけどなあ……。読めなかったのかい?」
「……!」
「というわけで邪魔しないで欲しいんだ。その死体も片付けていってくれよ。早くしないと火山が爆発するよ。先生と僕は火吐山の火山噴火を食い止めるために、地質調査と火山防止の魔法を施す準備を進めているんだ」

なんて事だ。噂ほどアテにならないものはない。無論バルタスが嘘を言っていると言う可能性もあるが、彼の側に置かれている道具はどれも地質調査に使うとしか思えない様なシロモノばかりだ。
ん? 地鳴りがする。超低音だ。
突然、すさまじい揺れを感じる。
「う、うわあ……。遅かったか……。ゲームオーバーだ」
バルタスはうつむいて悔しがる。目には涙。無念の表情だ。
轟音とともに君はもう、立っていられなくなった。外へ避難しようとも揺れで身体が動かない。

やがて、激しい地割れとともに真っ赤な溶岩が洪水のように濁流し、君とバルタスとベルモンドを飲み込んでしまう……。

だがバルタスの主張の正さに確信が持てたことは収穫だ。
諦めなければ成功する。実の人生と異なり、君はやり直すことが出来るのだ。
その際、『※』のマークを見かけたら、そのパラグラフ番号を二倍したパラグラフへ進んでも良い。

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7stars3
39
君は迂回しようと抜き足差し足忍び足を試みる。
忍者の技量が君にあればこの選択は賢明だったかもしれないが
ただの戦士なので状況は厳しい。
パキッ!
小枝を踏み、物音を立ててしまった。
「誰だ!」
君は連中に気が付かれてしまった。
「何人たりともこの先を通すわけには行かぬ」
これは逃げることは不可能だ。
取り敢えず会話をしよう。
君は集団にゆっくりと近づいていくと、尚も男たちは警戒した。
「去れ、よそ者よ。ザゴーリは我々の手中にある。さっさと引き返せ」
遮る男の隙間を覗き込むと、5人に囲まれ、へたり込む老人の姿を君は見掛ける。
どうやらその老人がザゴーリで、この連中は宝の食い扶持が減るのを恐れ、君との関わりと断つつもりだ。ザゴーリを取り囲む輩は君に刃を向けているものを合わせて6人。

さて君は
ザゴーリが捕まったのなら仕方ないと踵を返すか →5へ進む
6人の集団とバトルを展開するか →48へ進む
7stars3
40
君は女エルフに教わった呼吸法を試してみる。
たちまち女神ディーブラが現れ、君の魔術をサポートする。
意識を集中して呪文を唱えると雷鳴が響き、見事6人の戦士たちは身動きできなくなる!
その隙に君はザゴーリを連れ、彼らの視界から消える。

6へ進む
7stars3
41
「ほほう……。ザゴーリのダンジョンにか。そこにはバルタスが潜んでいると聞くが、そうかそうか。お宝があるから凄腕のバルタスに守をさせていると言う訳か……」
「さらにミノタウロスも潜んでいると聞くぞ」君は噂をベルモンドに話した。
「そうか。そんな強敵と戦うのなら立派な武器が必要になるなあ。この、ベルモンドの武器はモノはいいのだが些か古くてな。切れ味が今ひとつなのだ」
「戦士として、準備不足だな」君がそう言うとベルモンドは振り返った。
殺気だ。その程度で怒るのか? 訝しげに思いながらも、殺らなきゃ殺られると思い、君は剣を抜く。
いや、抜けない。おかしい。意に反して体が動かない。ま、まずい……。奴は魔法を使ったのだ!
ベルモンドがほくそ笑むと一太刀君に浴びせた。
「ふふふ。重要な情報は安々とは話さないものだよ。その情報と武器さえあれば、このベルモンドが宝を独占できるということなのだからな。戦士としての経験が浅いぞ、お主。故にここでゲームオーバーだ」
ベルモンドは君に剣を突き刺したまま、鞘ごと君から武器を奪うと、目の前のダンジョンへと姿を消した。君の記憶もそこまでだ。

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7stars3
42
「早速助けに行きやしょう!」
「待て」
「へ?」
「まあ、見てろ」
オシュマンの流行る気持ちを君は宥めた。
正解だ。見ろ。
兵隊が4人もやってきた。
「うわあ」オシュマンは驚きの声をあげた。
「流石に俺一人で全員を瞬時に倒すのは無理だ。お前、武術の心得はあるか」
オシュマンは全力で首を横に振る。予想していたとは言え、君はがっかりしながら了解した。
しばらくした後、兵隊は帰っていった。今がチャンスだ。
収容所の入口のドアは施錠されている。君には開けられない。
だがオシュマンは君が指示を出す前に開けていた。朝飯前のようだ。
繋がれている少女の手錠も難なく解錠すると、三人で収容所を後にする。
あまりのオシュマンの手際の良さに流石の君も面食らう!
「あ…ありがとうございます…。」
少女は体力の衰えが激しい。このまま三人で山を散策するのは無理だ。
「あっしの秘密のアジトなら保護できやす。女手もおりやすんで」
ここはオシュマンのアジトに彼女を保護させたほうが良さそうだ。
君としても自分一人のほうが戦力外の人員を連れ歩くより都合が良い。
「こんなあっしを信頼して頂けるのはうれしいっす。必ずやこのお嬢さんをお守りしやす」
涙ながらにオシュマンは君に感謝した。少女も衰弱のため口数は少なかったが、瞳は輝いていた。
それで十分だ。美少女のほほ笑みは巨万の富にも匹敵する。さらに少女はエルフとドワーフのハーフのため、若干魔法が使えるらしい。もしかしたら道中役立つかもと、相手を金縛りにする魔法を教えてくれた。この事で君は10と言う数字を覚えておくといいだろう。

よし、待ってろよザゴーリ! →26へ進む
7stars3
43
一通り呪文を唱え終えた君はあたりを見渡す。
感じる。微動だ。明らかに地震が起きている。
まさか……。手筈通りに魔法をかけたはずだ。
女神ディーブラも現れ手助けをしてくれた。
場所や方向も間違っていない。
揺れが徐々に大きくなっている。万事休すか。
君が諦めかけた時、揺れは止まった。これは……。
無事にやりおおせることが出来たのだろうか?
君は1/2の助走でザゴーリの元へ駆け寄る。
ザゴーリは遠くから君をずっと見つめている。
今までにない笑顔で君を出迎えてくれた。
「おお、ありがとう旅のお人よ! 貴公のおかげで無事火吐山の噴火を食い止めることが出来たぞ! 素晴らしい! これで銀杏谷は救われる! 火吐山の生態系も全部じゃ!」
「良かった。罪滅ぼしと、少しは役に立つことが出来たようだ」
君も安堵の溜息だ。しばらく火吐山の頂きを互いに眺めていたが、やがてザゴーリが口を開いた。
「旅のお人よ。そなたは財宝を探しておったのだろう?」
「ん? ……まあね。だが、今となってはどうでもいいよ。清々しい気分なんだ」
「それはわしも一緒じゃ。先ほどは無礼を働いた。バルタスの死はそなたには全く関係のないことだというのに」
「もう、済んだことだ」
「わしからの気持ちじゃ」そう言ってザゴーリは呪文を唱えると、君の目の前に宝箱を出現させた。
「うわあ。びっくりした」
「遠慮無く持ち帰るが良い。台車付きだぞ」
「ええ? いいのかい?」
「無論じゃ」
君は遠慮がちにゆっくりと宝箱に手をかけると、朧げに光り輝きながら蓋が開いた。金銀財宝があふれんばかりに詰め込まれていた。
「こいつはすげえ……。一生遊んで暮らせるぞ」
「ほっほっほ。だがお主は多分、また冒険へと旅立つのだろうがな。安定より刺激を求めるタイプだろう。あと、先ほどの柏の大木から北へ5マイル進んだところにはわしの屋敷がある。そこも自由に使うが良い」
「う? そんなに……。至れり尽くせりだな」
「案ずる必要はない。わしもここ数年は火吐山の山麓ばかりにおったので、まだまだこの世のあらゆるところを旅して回りたくなったのだ。では、また会えるといいのう。さらばじゃ」
そう言ってザゴーリは徐々に透明度を増し、君の視界から消えていった。

宝箱の中身の詳細を知りたければ →62へ進む
7stars3
44
「何? このベルモンドの手助けが必要なのか? ゴブリン風情で?」
半ば呆れたように言い放ったベルモンドだが、ニヤリと表情を崩すと同意した。
「いいだろう。その方が時間を無駄にせずに済むだろう!」
君とベルモンドは太刀を抜くと瞬く間にお互い一匹ずつゴブリン共を仕留めた!
残る一匹も君の間合いから逃げようとする間に君は捉える。
瞬間、地べたに崩れ落ちた。
ベルモンドの方を振り返ろとした君は心臓を貫く衝動に驚く。
「ふふふ。いい剣を持っているな。そなたには勿体無い。このような雑魚を一人で倒せないようでは先が思いやられる。安心してこのベルモンドに任せ給え。お主はここでゲームオーバーだ」
ベルモンドは君に太刀を串刺しにしたまま、君の利き腕から剣を奪い去るとそのまま山中へと消えていった。
君の記憶はそこまでしかない。

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7stars3
45
「え? 旦那……。あっしは何もやましいことはしてませんよ」
目を大きく見開いて、その男は必死に訴える。
何も君は彼のことを「悪いことをした」とは言っていない。
じゃあ、なぜ彼は焦っているのか。答えは明白だ。
君は男の胸ぐらをつかんで「俺から盗んだものを出せ!」と詰問する。
男は大慌てで君から奪ったものを返し、両手を地につけて必死に謝る。
どうやら、シーフのようだ。その道の技術だけは確かなようだ。
「す、すいやせん! あっしはレプラコーンのオシュマンでさ! お察しの通りつまらねえ盗人です。もう二度と貴方様には悪さをしませんので、この通り、どうか命ばかりはお助けを!」
オシュマンはコイン10枚を持ちわせていた。これはお詫びとして受け取っていい。

信用のおけないオシュマンと別れて旅を続けても良いし → 26へ進む
こんな男でも旅は道連れと思うのなら部下にしてもよい → 58へ進む
7stars3
46
後ろの輩が気になるが、まずは目の前の敵だ。
君は剣を抜き、ゴブリン共に立ち向かう。可哀想なのは彼らだ。
己の力量のなさも分からないほどの未熟ものは不幸だとしか言いようが無い。
君に勝てると思う時点でダメなのだ!
奴らの動きは遅い。ゴブリンなど10人束であっても君の敵ではない。
一呼吸、君が身を翻すと、三体が地べたに崩れ落ちるのに気づくばかりだ。
「ほう! これは大したものだ! このベルモンドとも互角に渡り合えるであろう!」
後ろから付けていた者が感嘆の声を上げる。戦士だ。

さて君は
このベルモンドと言う戦士と一戦を交えるか →56へ進む
害意はないことを伝えるか →9へ進む
7stars3
47
「待てよベルモンド。まずは奴の話を聞こう。
どうやら情報が錯綜しているらしいぞ。
もしザゴーリが合法的に宝を集めたのなら根本から話が違ってくる」
君はそう言ってベルモンドを制したが、次の瞬間君の視界は地面だった。
「ええい、邪魔するな! 強敵バルタスを相手に話なぞ聞いていられるか! 貴様はここでゲームオーバーだ!」
そうベルモンドが熱り立つのを理解し、その後ろに自分の胴体があることを認めると、君の意識は天へと登って行った。

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7stars3
48
6人の相手とやりあうとなると抜け目のなさが必要だ。
君に何が出来る?

真正面から剣を抜いて戦うのなら → 60へ進む
他の方法を考えるなら →16へ進む
7stars3
49
「僕の好きな事は思い上がっている勇者気取りの悪漢を蹴散らすことだ!
人は見かけによらないと言うことを思い知るが良い!
もう少しまともな会話ができれば町に帰してやったものを、貴様らはミノタウロスの餌食となるんだ!」
バルタスがそう叫ぶと、何やら呪文を唱え、両手を払い君たちに何かをぶちまけるような仕草をした。
途端に目の前の時空が歪み真っ暗闇に包まれると、君たちは意識を失った。
目を覚ました時には迷宮の中に放り出されていることに気付き、出口を目指してさまよい歩いた。
しばらく歩くと十字路に、歩を進めると上下に通路が分岐し……。次は三叉路、次は十字路、上下左右に分岐する交差点……。
複雑な三次元の迷宮を君たちはなおも散策する。
迷宮で迷うことを、ミノタウロスの餌食になるという表現がある。
宝やバルタスは愚か、ミノタウロスにですら巡りあうことなく君たちは
永遠にさまよい続けるのだった……。
「もしかして……ゲームーオーバーと言うやつか?」
長髪となり髭を伸ばした君がそう呟く頃、ベルモンドは微動だにしなかった。
7stars3
50
君は気軽に入れるバーへと顔を出す。
既に満員だ。立食形式になっている。
あちらこちらから談笑がもれ、これなら合法的に
様々な情報を収集できそうだ。
エールは2コインで飲むことが出来る。
さてどうするか?

高級レストランに入ってみる → 7へ進む
ここで呑み始める →10へ進む
宿泊施設に行き、明日の冒険に備える →28へ進む
7stars3
51
君の闘争本能に火がついた。
君は茂みから飛び出し、見張り二名に奇襲をかける。
瞬く間に二人の兵隊は崩れ落ち、地べたに横たわる。
さて君は中に入り、残り二名を倒そうと躍り出る。
「そこまでだ! この女の命が惜しくば武器を捨てろ!」
卑怯者……。兵隊二人が剣を抜き、少女の喉元を軽く突き刺し、
僅かだが血が滲み出している。
少女を見殺しに出来ない君は武器を捨て、そのまま君も捕虜になる。
君はヒーローになり切れなかった。
「ごめんなさい。私のせいで、ゲームオーバーね。生まれ変わったら他の方法を考えるといいと思うわ」
君はこの少女とずうっと世間話を続けることになりそうだ……。

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7stars3
52
後をつけてくる者は出来る。気を抜けば確実に殺られる。
最も、君も一端の戦士だ。隙を見せることなく歩き続ける。
しかしそれが良くなかった。
何も敵は後方だけからとは限らない。360度全方向から来る可能性がある。
新たな敵が現れるのに気づくのが遅れた。

ゴブリンだ! 三匹もいる! 君は初動が遅れ、敵からの一撃を受ける!
まずい……前方と後方から君は挟み撃ちされる格好となった。

絶体絶命。さて君は

山道からはずれ、草の茂みに隠れる →27へ進む
まずは目の前のゴブリン共を蹴散らす →46へ進む
7stars3
53
君とベルモンドはひたすら山道を歩く。
険しくて急勾配のため、大変に体力を使う。
やがて日も沈み、視界が悪くなってきた。
君とベルモンドは互いに交代をしながら夜を明かし、
体力を回復させる。
次の日、黙々と歩いていたベルモンドが急に君に声を掛けてきた。
「さて、同士よ。お主はザゴーリの宝がどこにあるのかを知っておるのか」
随分核心を突く奴だ。さて君はどう答える?

「知らない」と答える →15へ進む
ザゴーリのダンジョンにあると聞いたと答える →41へ進む
7stars3
54
君は入り口を探す。すぐ側に見かけるが当然施錠されている。
現在君は中に入る手段を持っていないはずだ。
57へ戻って選び直せ

7stars3
55
食事も終わり、無一文になった君は夜をあかせそうな場所を見つけると野宿を決め込む。
酔っ払っているせいか深い眠りについた。だが時折浅くなり、朧げながら夢を見た。山中の道を歩き、迷宮をさまよう夢だ。
次の日目覚めた時には、藪蚊に刺され、別人のようになってしまったが、鏡もないので君自身は気づかない。
二日酔いで頭痛もするが、水分をたっぷりと取り、軽く体操とストレッチングをすれば準備万端だ。
身体を動かしていると朝日に反射するものに気づく。それはコインだった。
貧乏くさいが、コイン一枚でも役立つことはあるだろう。
それは持ち去っても良い。
3へ進む
7stars3
56
好敵手とのバトル。始まってしまったものは仕方ない。
だが、残念な事にベルモンドの力量は君より上だ。
剣士としてでは互角でも、奴は魔術も使えるのだ。
金縛りの術にハマった君は微動だにすることも出来ずベルモンドの一太刀をもろに受ける。
遠ざかる意識の中で君は聞いた。
「そなたもザゴーリを殺るつもりだったのだろう? 安心し給え。このベルモンドが必ずや征伐してくれる。だからお主はここでゲームオーバーだ。生まれ変わる事があればせめて、バーで情報収集くらいはすべきだろうな」
そう言い放つとベルモンドは、君の亡骸から剣を奪うと山中へ消えていった。

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7stars3
57
君は不気味な朝焼けを横目にしながら山林を歩く。
空は瑠璃色と黄昏色の二層をなし、太陽の辺りは山吹色だ。
それなのに周りと取り囲む山々の色が青白く光り
まるで無数の人魂が発光しているかのようだ。生い茂る木々は黒く、
湖畔に各色が鏡面の如く照り返り幻想的な世界を形成していた。
気を引き締めながら歩いていると、前方に建物が見えてきた。
古いが屈強な煉瓦で組み込まれており、鉄格子も見える。
中からは少女のすすり泣く声が聞こえる。
君は顔をしかめ、悟られぬよう気配を消して中を覗く。
陽の光が限られたところしか差し込んでいないため
視界が全てに行き届かないが、朧げながら人影を見かけた。
どうやら赤い装束を纏った少女が囚われているようだ。
両手をあげ、鎖で磔のように繋がれている格好をしている。

さて君は
入り口を探し、中へ入るか →54へ進む
その場で声をかけるか →11へ進む
取り敢えず先を急ぐか →32へ進む
7stars3
58
さて君は、信用のないオシュマンを引き連れてとある場所に舞い戻ってきた。
「ここは……。旦那、魔女収容所ですぜ」
「魔女収容所?」
「ええ。悪事を働く可能性があるとされる女を監禁する場所でさぁ……。でも実態は政治的に不都合なやつを幽閉する場所で、それを知らない町民はモグリでしょうねぇ」
「少女が囚われている。助けるぞ」
「え? 本当ですかい? 政府を敵にまわしやすよ」
「俺と政府と。どちらを敵に回す? 選択肢はお前が選べ、オシュマン」
「うっ」オシュマンは息を呑んだが、力強く即答した。
「いいでしょう。これでもあっしは義理堅いんだ。信用がないでしょうけどね……。旦那には二回も助けて頂きやしたから。どの道いろいろ盗みを働いているんで、すでに政府を敵に回していますからね」
「じゃあ、決まりだな」

次に君は
オシュマンと共に収容所の側に行くか →31へ進む
まずは様子を見るか →42へ進む
7stars3
59
君が人だかりに近づくと、そのうちの一人が君が近づくのに気付き、剣を抜いて警告した。
「止まれ! よそ者よ。ザゴーリは我々の手中にある。さっさと引き返せ」
遮るその男の隙間を覗き込むと、数人に囲まれ、へたり込む老人の姿を君は見掛ける。
どうやらその老人がザゴーリで、この連中は宝の食い扶持が減るのを恐れ、君との関わりと断つつもりだ。ザゴーリを取り囲む輩は君に刃を向けているものを合わせて6人。

さて君は
ザゴーリが捕まったのなら仕方ないと踵を返すか →5へ進む
6人の集団とバトルを展開するか →48へ進む
7stars3
60
君も腕に覚えのある戦士だ。
剣を抜きまずは目の前の男を倒す。
続いて二人、三人……と片付けていく。
だが多勢に無勢だ。徐々に君は敵の攻撃を受け始める。
残した三人の動きの連携が絶妙だ。
君が攻撃を避けようと移動した先を見越して他の敵が技を繰り出してくる!
軌道修正をしてもまた君の動きに合わせて敵も攻撃パターンを変えてくる!
戦い慣れた連中だ。
「ふっふっふ。人呼んで我ら悪魔の三銃士。貴様など敵ではない。ここでゲームオーバーだ!」
君の動きは読まれ、攻撃は封じられてしまった。
やがて君は致命的な深手を負い、意識がどんどん遠のくのだった。
残念だ。ザゴーリを目前にしてここで屈するとは……。

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7stars3
61
「ふふふ。随分威勢がいいな。この俺がベルモンドと知ってのことか」
見ると一部の隙もなく猛り立つ戦士が姿を露わにした。
既にベルモンドは戦う準備ができている。

さて君は
ベルモンドと一戦交えるか →56へ進む
害意はないことを伝えるか →25へ進む
7stars3
62
君はザゴーリの旅立ちを見送った後、台車を引いてザゴーリの城へと向かった。古いが立派で使い勝手は良さそうだ。しかもゴブリンの召使つきと来た!
そして宝箱を細かく見ているうちに、『取扱説明書』と記された書物を見つける。ページを繰るうちに、これこそ宝物とこの城を全部ひっくるめたものより価値が有るのではと思い当たる。
それには火吐山に住むヒューマノイドや動植物の全て。それらを操る呪文の全てが書かれていた。君は下山して銀杏谷で暮らしてもいいし、望むならこのまま火吐山の領主たることも出来る。或いは全く別の人生を歩んでも良い。
選択肢は君が選べ。
最後に君はこう呟いた。「ハッピーエンドだな」
7stars

■■■ネタバレ情報■■■ (Wikipediaにかえて)

火吐山の魔術師 The Wizard of Fire Burning Volcano

■物語の世界観、背景

火吐山には人々から宝を巻き上げ、山のダンジョンの奥底に隠した悪の魔法使いが潜んでいるという噂がありました。勇者は悪の魔法使いから宝を奪還すべく、今日も危険を顧みず冒険へと旅立ちます。

でも実際は、深刻な火山噴火と地震被害を憂い、実力のある魔法使いが大震災を食い止めるべく部下とともに調査をし、己の神通力と魔力を最大限に高め、山々に魔法をかける毎日だったのです。

穢や祟を恐れる輩が根拠もなしにその魔法使いを非難し噂は伝言ゲームのごとく事実が歪曲して伝わり、人々はその魔法使いを悪者扱いにしていたのです。当然、「君」もその事実知る由はありませんでした。

この物語は「噂の真偽は自身で情報を集めて確かめなければいけない」と言うことを暗示しています。情報は錯綜し、事実と真逆のことさえあります。固定観念や常識を疑い、真実を見極め、行動しないと思いもよらない甚大な被害を及ぼすことがあります。
その事を訴えたい。それがこのゲームブックの趣旨です。

■登場人物

主人公「君」
武術に長け、魔法センスも有する類まれなる優秀な人材。自身の魔法能力は冒険の途中で気づく。真実と向き合い、弟子を失い途方に暮れ、打ちひしがれていたザゴーリを手助けし、銀杏谷を救う勇者は君だ!

ザゴーリ
火吐山でダンジョンを築き、そこにミノタウロスを配下に従えて、この街の領主たる野望を有する悪徳魔と噂される。更には裕福であったので、街中から金銀財宝を巻き上げたとも悪評される。実のところは火吐山調査のために必要経費を合法的な手段、募金などで集めていただけ。ただ金額は法外だったので、ヤッカミから「守銭奴」と言う悪いうわさがたった。

バルタス
ザゴーリの右腕。優秀な魔法使いだったが、噂を信じこんだ戦士に殺害される。彼が死んだことにより、ザゴーリは火吐山の噴火を食い止めることは絶望視していた。

ベルモンド
ザゴーリ討伐と金銀財宝獲得に向け火吐山へ向かう魔術の心得のある凄腕戦士。君が同行しない場合、バルタスを倒すことになる。

オシュマン
お調子者で、人懐こく他者に近づき、隙を見て財産を奪おうとする盗賊。解錠する事は朝飯前でドアノブを撫で回す感覚で施錠ドアを開ける。

赤い装束を纏った少女
エルフとドワーフのハーフ。容姿端麗だが偏見で魔女狩りの刑に処せられ監禁されている。脱出を手助けすれば金縛りの術を教えてくれる。

高級レストランの女エルフ
少女の母。魔術に長け、人に魔術の適性があるか判断することが出来る。さらに初心者向けの魔法の唱え方をアドバイスできる。ディーブラ教の信者。

女神ディーブラ
ディーブラ教の神。信者ではなくとも、然るべく用途に適切な呼吸法で魔法を唱えるものには積極的に協力してくれる博愛主義の女神。外見はスタバのセイレンにクリソツ。

火吐山
活火山。太古ではそのすさまじい噴火と溶岩も然ることながら、天変地異が起こるほどの地震で銀杏谷はいつも災害に悩まされてきた。今年は大噴火が起こるとき。一刻も早く火山のメカニズムを解明し、大掛かりな魔法、実力のある魔術師が二箇所から同時に封印し食い止めなければ山麓の銀杏町は災害で甚大な被害を被る。

銀杏谷
火吐山の麓に存在する町。活気があり大変栄えている。活火山の側という危険な立地。無理しないで安全なところに住めばいいのに大自然に抗うとは……。我儘なのは人の理。

ザゴーリのダンジョン
噂では魔術師ザゴーリが作った地下迷宮で、どこかに街の人から強奪した宝が隠されているという。そしてその宝を守るために、ミノタウロスを頂点とする様々なモンスターが待ち受けており、一度入ったら二度と出てこれないと言われている。実態はバルタスが告白した通りで、宝もモンスターもいない。単に火吐山の火山脈調査や、噴火阻止のための研究目的で掘り返されただけ。立体的に複雑な構造をしており、まるで渋谷駅なので、常人は一度入ったら専門の魔法などの技術がない限り道に迷って出てこれない。ハイホー♪ハイホー♪と、ザゴーリやバルタスに魔法で操られた道具たちで掘り返されたのは言うまでもない。