昔懐かしいファンタジーロールプレイング・ゲームブック

　一人のダークエルフがゴブリンの集団を引き連れ、冒険者を雇う余裕の無い貧しい村を注意深く襲っているという噂が流れた時、誰も何もしなかった。
　創世の神々の恩寵は古びた書物の中に埋もれ、星々の輝きだけがその痕跡を残し、人跡未踏の地に混沌の影が色濃く渦巻く時代に、邪悪な魔術を操る危険なダークエルフに命がけで挑むような命知らずは稀だ。
　ましてや報酬が無いのなら、助けの手を差し伸べなくても誰もそれを非難しない。

　最初の内は光の神々を信奉する教団が騎士を差し向けたがその成果は芳しくなく、一月の内にその行動は上辺だけのものへと変わっていった。

　だが君は一人でもそのダークエルフを倒そうと決意した。

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　探検する迷宮をマッピングしやすいように作ってあります。
　是非探検してみて下さい。