サルダザールの城塞は、450パラグラフで構成されたゲームブック（指示に従って番号を進むことで冒険ができるゲーム/物語）です。 『バルサスの要塞』をリスペクトして作られ、現代的な遊びやすさを備えつつ、かつての名作ゲームブック群の匂いを残した作品です。 主人公は11の秘術から好きなものを選び、怪物たちが住まう城塞に潜入し、城主サルダザールの命を狙います。 遊ぶさいのストレスがないよう配慮し、難易度と自由度がともに高い作品となりました。 （「はじめに」より抜粋） 　孔谷（あなだに）の人々はサルダザールのろうぜきに苦しめられながら生活してきた。彼の野望は今やその城砦から溢れ出そうとしており、その恐ろしい魔術の力は頂点に達しようとしていた。 　偵察の兵士を送ったバルボラスの王は、緊急の知らせを持って戻ってきた。サルダザールは自身の城砦に怪物の軍勢を集結させ、孔谷を攻める準備を整えていると。大魔法使いユニズクに仕える君の任務はサルダザールを暗殺すること。君は砦に向かう。堂々とした足取りで。
著者は杉本＝ヨハネ。
イラストは化夢宇留仁。
カバーイラストはSimon Lee Tranter。
文庫本型。
450パラグラフ。