スペクター ~フロム マーテルノウェム~

貴方は脳を端末化した未来世界において、眠れる人々の生命を守る立場にある、総統括官という最高責任者の立場にある。
ある日、システムの管理者と言える人物から依頼を受けることから話が始まる。

ゲーム前の準備→始めるにあたりに移動
直ぐに本題に→始まりに移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
始めるにあたり

 
 
サイコロひとつが必要!って言いたかったのだけど、何も必要ありません。
今回、相当にごちゃごちゃした話になるので、面倒くさいのが嫌いな人はやめておいたほうがいいかも。

直ぐに本題に→始まりに移動
ついでだから前書きと言う名の言い分を見てやる→前書きに移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
前書き

 
 
今回の話は前回の続きのようなところがあるので、是非、前作の「マーテルノウェム」のTRUE ENDを見てきてね。
前回の最後の辺り、これをあんな形だけで終わらせるのは面白くないな、と思い始めたのが始まり。
まぁだから、本当に書き上げる直前に思いついた。
時間的には1ヶ月ほど前になるのだろうか。
今回のも試験導入的な意味合いが大きいが、テストで終わらせずにくみ上げるつもり。
ラインディフェンス程にはシステムを構築する必要はないので。
ただ、すっごい分かり辛くなる可能性がある、ということで準備段階でお断りを入れておいた。
自分の頭が持ちますように。

では本編へどうぞ→始まりに移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
始まり

 
 
貴方は眠れる人類の保護する機関の最高責任者、総統括官である。
しかし今、少々困惑する事態に直面している。

「しかしあれだね。
 ここは客に茶も出さないのかね?」

・・・来るなり嫌味な事をのたまうこの人物は補佐官。
何の、と言うのは最近分かって来た。
以前は実働部隊の補佐的な役割だと思っていた。
しかし実際は、この人類の脳を端末化したシステムの考案、及び構築者の完全なコピー、クローンだという事だ。
よって、総統括官である貴方よりはるかにシステムに詳しく、介入も容易に行う厄介な人物だ。
前任者が良く言っていた。

「補佐官とだけは対立するな。」

当初は何でもこなす高い身体能力や博学さを指して言っているのだと思っていた・・・が、

「さっきから何を難しい顔をしているのかね?」

そういう当人は・・・10人、目の前にいる。
当然、完全なコピーのクローンだから同じ顔、同じ口調、同じ声、同じ威圧感・・・が10人。
なるほど・・・はなから相手になってないのか・・・。

「そろそろ本題に入っても良いかね?
 お茶も出そうにないしね。」

ええどうぞ→96に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
4

 
 
「おっけぇ。じゃあ次は直接対面やねぇ。
 次が正真正銘ラストチャンスやから。」

その言葉に緊張が走る。
人一人の命が掛かる、重大な責務だ。

では相手との対面に→7に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
5

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

育った作物を一つ一つ丁寧にチェックする。
虫が居たら丁寧に捕獲し、何かしらの瓶に放り込んでいく。
あらかた虫の掃除がすむと、瓶を片手に農場脇の大きな木に向かう。
大きな木の根元には、何やら箱があり、開いて何やら取り出す。
取り出したものを袖に通し、裏にある洞に近づく。
木の洞には、何か鳥の雛がぎゃーぎゃー騒いでいる。
その雛たちの口に、先程捕まえた虫をつまんでは突っ込んでいく。
それが済むと、また農場へ戻り、作物の根元に施肥していく。
なんと言うこともない普通の農家の仕事だが、妙に鮮明に記録されている。
彼にとってはこうしたことが幸せなのだろう。

・・・ザー・・・ブツン。

まさに農家の一日、という感じだった。
細かすぎてかえって印象に残らないように思う。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
6

 
 
Cの見る夢に干渉・・・。

Cは書類整理をせっせと片付けると、定刻ぴったりで直ぐ役所を後にした。
何やら急いでいるようだ。
Cは誰かを探しているのか、あちこちをうろうろしながら移動している。
ようやく見つけたのか、一人の人物に急いで駆け寄り、肩を叩く。
A、女性 看護師 43 20世紀、だ。

「あら、Cさん。こんばんは。」

「こんばんは。今お帰りですか?」

「はい、そうです。何だか変な日ねぇ。
 こんなにも呼び止められるなんて。」

「え?そうなんですか?誰にです?」

「仕事の帰り間際、同僚に、とか。
 つい先程はBさんに、とか。
 ほら、この野菜、Bさんからなの。」

「・・・そうなんですか。」

「あ、それで御用って?」

「ああ、それなんですが・・・。」

この後の二人は、これといって印象に残るような会話はしていなかった。
結局何のために呼び止めたのか、それさえも分からないような内容だった。
会話も途切れ、別れを告げると、Aはまっすぐ家のほうへと帰っていく。
Cの方も家に帰ろうとした、が、こちらを見る視線に気付き、足を止める。
B、男性 農家 62歳 19世紀、だ。
こちらへの距離を詰めてきている。

「・・・」

「・・・」

やがて二人は、互いの顔がはっきり分かる距離まで近づいた。

「・・・」

「・・・」

それ以上は近付かず、お互い何も言わず、睨み合ったまま時が過ぎる。
やがてどちらからともなく、離れていった。
Cはその後、商店に寄り、度数高めのアルコールを買い、家に戻った。
家に着いた後は、あおる様に酒を飲み、酔えずに夜を過ごした。

結論を出すために戻ろう→75に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
7

 
 
さて、誰に目星をつけただろうか?

A 女性 看護師 43 20世紀 の視界→74に移動
B 男性 農家  62 19世紀 の視界→17に移動
C 男性 公務員 33 21世紀 の視界→39に移動
D 女性 主婦  50 未来  の視界→15に移動
E 男性 牧師  45 17世紀 の視界→13に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
8

 
 
「何しに来たんですか貴方は。
 よりによって私に目星をつけて・・・。
 使えない人ですねぇ、貴方は。」

・・・え?何この口調。
もしかして・・・?

「もしかしなくても補佐官です。
 貴方を良く知っている方の。」

・・・。

「別の同輩がこの役目を負っていますが、無理を言って今日は譲ってもらいました。
 残念なことにその甲斐がありました。」

・・・面目ない。

「もう一度だけチャンスをあげましょう。
 と言うか、そのための交代です。
 今から私はある人物と会います。
 貴方は、その会話を聞いていなさい。
 勿論隠れてね。」

・・・仰る通りに。

させて頂きます→87に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
9

 
 
A 女性 看護師 43歳 20世紀
Aの記録を見ることにした。
時間帯は?

朝→34に移動
昼→53に移動
夜→36に移動
深夜→49に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
10

 
 
B 男性 農家 62歳 19世紀
Bの記録を見ることにした。
時間帯は?

朝→21に移動
昼→5に移動
夜→12に移動
深夜→62に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
11

 
 
注意点はあるかどうか聞いてみた。

「せやねぇ・・・見るべきは違和感かな?
 人々が安全に、幸せを最大限感じれる世界、それがシステムの見せる夢や。
 人によって、幸せの形はちゃうけどな。
 僕みたいに、闘争の中にあって喜びを感じる変人も居る。
 でもまぁ、そういうのは大抵一人だけの世界に閉じこもっとぉ。
 何人もが共有する世界で、戦いだの軋轢だのストレスだのは無いやろな。」

サインのひとつというわけか。
留意しておこう。

さぁ、ではまず誰の記録を見よう?

A 女性 看護師 43 20世紀 の記録→9に移動
B 男性 農家  62 19世紀 の記録→10に移動
C 男性 公務員 33 21世紀 の記録→68に移動
D 女性 主婦  50 未来  の記録→77に移動
E 男性 牧師  45 17世紀 の記録→90に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
12

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

夕方に差し掛かるまで、ずっと作物の世話をしていたようだ。
この人物にとって、こういう作業は喜びなんだろう。
一通り見て周ると、道具をまとめて家路に就く。
途中、商店を利用する、A 女性 看護師 43歳 20世紀、を目にし、離れて様子を伺う。
Aが買い物を済ませ、商店からさほど離れていない家に着くまで、じっと見ていたようだ。
家に帰ったのを確認してからまた歩き出した。
途中、C 男性 公務員 33歳 21世紀、を見かけ、先程と同じく遠目に様子を伺っていた。
視界からCが外れたために、またすぐ歩き出す。
また、D 女性 主婦 50歳 未来、ともすれ違うが、お互い会釈するに留まる。
この時、このBという人物が、気難しい性格だとの予備情報が流れ、近所付き合いは良い方ではないと推測できる。
さらにE 男性 牧師 45歳 17世紀ともすれ違うが、Eの丁寧な挨拶にはぶっきらぼうに返していた。
家に帰るとなにやら調理し、さっさと食べてしまうが、相当に早く流れたので、彼にはどうでも良いことの様だ。
食事後、念入りに農具の手入れをしていた。
こちらは食事の前後と比べて非常に細かく記録されていた。

・・・ザー・・・ブツン。

人によってかなり態度も変える人のようだ。
気になる行動も幾つかあった。
それより何より、農業が心から好きだということだけは確からしい。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
13

 
 
今回は直接夢の中の世界で会いに行くため、現在潜行中・・・。

・・・
・・

気がつくと、目の前には17世紀頃の世界観が広がっていた。
それぞれの人の脳が最も心地よいと思う世界を構築するのが、この仮想空間だ。
とは言え、多種にわたる時代が違和感無く交われるのは不思議としかいえない。

この人物の世界は最も古い時代のものだが・・・感慨深いものがある。
細かいディテールまでこだわりぬかれているような気さえする。
っと、感慨に耽っていてどうする。
Eを探さないと・・・。

「私を探してどうするんです?」

え!?→8に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
14

 
 
「おかえりぃ。視界を借りとぉ人を選び直せるけど、どぉするぅ?」

昼の部、視界を借りるべき相手は?

A 女性 看護師 43 20世紀 の視界→92に移動
B 男性 農家  62 19世紀 の視界→59に移動
C 男性 公務員 33 21世紀 の視界→33に移動
D 女性 主婦  50 未来  の視界→69に移動
E 男性 牧師  45 17世紀 の視界→28に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
15

 
 
今回は直接夢の中の世界で会いに行くため、現在潜行中・・・。

・・・
・・

気がつくと、目の前には未来の世界観が広がっていた。
それぞれの人の脳が最も心地よいと思う世界を構築するのが、この仮想空間だ。
とは言え、多種にわたる時代が違和感無く交われるのは不思議としかいえない。

それにしても、貴方が以前居た夢の世界と比べ、相当に進んだ世界だ。
現実世界で活動するようになった、貴方が見ている超技術が垣間見られる。
・・・と、感慨にふけっていても仕方ない。
Dは何処に居るのだろう?
やはり自宅付近だろうか?
等と思案しながら、その家の近くまで来た。
すると出かけようとするDを発見。

慌てて声をかける→88に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
16

 
 
「ほんならぁ・・・気は進まんのやけど。
 補佐官ずどもがあらかじめ記録してた記録調査から行っとこぉか?」

仕事が速いというべきだろうか、あの人らしいというか。
どうやら異変の起こりそうな記録を既にとっているようだ。
というか、わざわざ報告しているのだから、異変が見受けられた記録なのだろう。
悩むまでもなく、まずは見てみよう。

「まずは記録に出てくる登場人物を予習しとこかぁ。」

名 性別 職業  歳 主観年代
A 女性 看護師 43 20世紀
B 男性 農家  62 19世紀
C 男性 公務員 33 21世紀
D 女性 主婦  50 未来
E 男性 牧師  45 17世紀

「こんな感じやね。」

見事にばらばらだな。5人だけなのだろうか?

「嫌味なあいつらのこっちゃから、しぼっておいてあげましたよ、見たいなこっちゃろ。
 ・・・いつかシメたる。」

やめなさいってのに→11に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
17

 
 
今回は直接夢の中の世界で会いに行くため、現在潜行中・・・。

・・・
・・

気がつくと、目の前には19世紀頃の世界観が広がっていた。
それぞれの人の脳が最も心地よいと思う世界を構築するのが、この仮想空間だ。
とは言え、多種にわたる時代が違和感無く交われるのは不思議としかいえない。

感慨にふけるのはこのくらいにして、Bを探さないといけないな。
農場に行けば居るだろうか・・・?
そんなことを考えながらふらふらと農場の方向へと移動していく。
すると、農場に着くより先にBを、彼の家の付近で見つけられた。

よし、直撃するぞ→93に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
18

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

夕方、既に役所を後にして、歩いているシーンから始まった。
家路に就いている・・・というよりは、ぶらぶら歩いている感じだ。
夜が訪れる頃、商店へと向かっていった。
・・・が、何故か手前で止まり、そこで1時間ほど何かをしていたようだ。
補助情報で1時間経ったことが表示された。
これがなければ普通に商店の前から買い物までスムーズに進んだと思っていただろう。
何をしていたかは、プライベートな部分なのか、どうでも良いことかは不明だが。
なんにせよ、ようやく買い物を済ませて家路に就いた。
・・・が、ここからはまたも映像が途切れている。

・・・ザー・・・ブツン。

彼の行動はよく映像が途切れる。
非常にオンオフがはっきりしているみたいだ。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
19

 
 
しばしの沈黙が流れ、Cが額の汗を、手にしたハンカチで拭う。
緊張でもしているのか、Cはそのハンカチを落としてしまう。
ぽとりと落ちるかと思いきや、ハンカチはひらひらと貴方の方へ舞い降りる。
・・・Cの姿は何処?

「お前がその犯人そのものか?
 それともBの差し金なのか。
 いずれにせよ排除させてもらう。」

いつの間にか背後に立っていたCに、背中を刺されてしまう。
ナイフを隠し持っていたようだ。
その刹那、視界がぐにゃりと歪む。
強制排出が掛かったようだ。

・・・
・・

「おかえりぃ・・・あかんかったね。
 やばいとこ刺されてたから強制かけたんやけど、アレは・・・駄目かなぁ。」

駄目って・・・何が?

「彼も処分対象だ、と言うことですよ。
 貴方を刺してしまったがためにね。
 貴方は何がしたかったのです?
 対象者を増やしに行ったのですか?」

クローンず・・・。
に、返す言葉も無く・・・。
秘書君は威嚇してるけど・・・。

「もう貴方はすっこんでいなさい。」

反論も出来ず、彼らもそれ以上は何も言わず、ただ退出していった。
後には、無力さに打ちひしがれる貴方と、まだ威嚇している秘書君だけが残った。

(犠牲者増大END)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
20

 
 
Bの見る夢に干渉・・・

がばっ!!飛び起きるシーンから始まった。
荒い息遣いに酷い寝汗、悪夢を見たようだ。
しかし何故だろう。
システムの影響下にある夢の中で、ストレスを感じるようなことがあるのだろうか?
呼吸を整えると起き上がり、納屋に向かう。
そこから色々引っ張り出して確認する。
・・・銃や刀剣の類だ。
ただ、鎖でがんじがらめに封印してある。
それらを見てため息をつき、又しまう。
次に、金槌や釘、板などを引っ張り出してきて、ひとまとめにしておく。
他にも農具をひっぱりだしてきて、点検を終えると、そちらもまとめておく。
それが終わると風呂でシャワーを浴びる。
浴びてる間、体中の古傷をさすっている。
・・・軍人、だったのだろう。
浴室から出て身支度を整えると、戸棚からパンを引っ張り出し、朝食を作る。
といって、パンを適当に切り、チーズやハム、野菜を挟んだだけ。
ソレを布でくるみ、先程ひとまとめにした農具も担いで農場へと急ぐ。
農場に着くとまずは朝食にかぶりつく。
食べるというより押し込んで、水でもって流し込む感じだ。
食べ終わる頃、日がようやく昇ってきた。
朝日を見てから雑草を刈り始める。
暫くして、人の往来が多くなる頃、農具を片付け家に戻る。
先程の農具から必要なものだけ取り出し、金槌や釘などをまとめたものと一緒に担ぐ。
夜明け前に作業した場所とは少し別の場所へと向かっているようだ。
目的地と思わしき場所が見えてきた頃、脇目に病院も見えてきた。
すると、荷物を降ろして休憩を始めた。
何かを待っているのだろうか。
暫くすると、彼に目には二人の人物が映る。
A、女性 看護師 43歳 20世紀、とC、男性 公務員 33歳 21世紀だ。
二人の会話を遠目にじっと見ていると、Cと目が合った。
とたんにCは会話を切り上げ、その場を後に足早に去っていった。
Cが見えなくなる頃、荷物を又担ぐ。

「おはようございます。今日は大きな道具をお持ちなんですね?」

そこへAが声をかけてきた。

「親鳥が怪我をしてしまった影響で、育児放棄にあった雛共が居てな。
 最近では、最初に親鳥がこさえた巣よりでかくなっちまってね。
 ちゃんとした土台を作ろうと思ってな。」

「ええ?育てられているんですか?」

「薬を使わず育てた野菜にゃ、奴らの餌なんざわんさといるのでな。
 なぁに、物のついでだよ。」

「今度見せて下さいねぇ。」

「ああええとも。童共も連れてくるとええ。
 遠くから見る分には大丈夫だろう。」

そう会話を交わして手を振り、お互いの目的地へと歩き始める。
少し離れるとBは歩を止め、Aの方を見る。
Aが病院に辿り着いたのを見届けてから、改めて農場へと向かった。
農場に着く頃、昼の部に移った。

一度戻ろう→14に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
21

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

記録は朝から始まるはずだが、まだ暗い内のようだ。
道具の確認だろうか、納屋から色々引っ張り出してきている。
この辺りの映像の流れは速い。
重要ではないからだろう。
一通り用意を済ませると、一度風呂に入るようだ。
シャワーを浴びている。
・・・。
デフォルメされてはいるが、どうもこの男性の体は傷が多い。
退役軍人なのではないだろうか?
身支度を整えると、さっさと農場へと向かう。
農場に着くと、まずサンドイッチを食べ始めた。
どうやら作ってあったようだが、そのシーンは飛んでいる。
作業の前に食べるのは重要でも、作るのはどうでもいいのだろう。
やがて日が昇ってきて明るくなると雑草を刈り始める。
・・・こういう部分がしっかり映像に出るのは何だろう、地味な作業が好きなのだろうか?
やがて日がしっかり昇り、人の往来も多くなってくる。
そこでBは一度家に戻り、別の農具を担いでまた農場に向かう。
先程とは少し場所が違うようだ。
途中、A 女性 看護師 43歳 20世紀、とすれ違い、会話が始まる。

「これからお仕事ですか?」

「仕事なのか趣味なのか、わからないがね。
 今度また取れた物でも持っていくよ。」

「わぁ、ありがとうございます。」

「気をつけてお行き。」

Aが病院に向かう姿をしばらく眺め、また農場へと歩を進める。

・・・ザー・・・ブツン。

ここまでのようだ。
人によってはどうでも良く見えることも、その人にはどう映っているかは別、ということだろう。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
22

 
 
補佐官殿は何も言わず、貴方の顔をじーーーっと見つめる。
そしてニコッと笑ったかと思うと、

「帰れ、ぼけなす。」

強制送還された→61に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
23

 
 
現実世界に戻ってみると、秘書君と補佐官殿がこちらを覗き込んでいた。
・・・余りぞっとしない絵だ・・・。

「おかえりぃ。」

「待っていたよ。」

・・・ん?おや?思ったより和やか?だ。

「ん?もしかして又喧嘩しとぉ思たぁ?」

「知らぬ間柄では無いですしね。
 無理に喧嘩なんてしませんよ。」

んん~??

「あ~・・・分かったわ。
 この補佐官は、僕らが以前所属してた、マーテルノウェムのチームの人やで。」

ん??あー・・・なるほど?

「察しの悪い人ですね。
 以前貴方が救われ、そのまま所属することになったチームに居た者ですよ。」

おー・・・なるほど?

「・・・せやから。この前の補佐官ずは、僕らと面識無かった人らな。
 この人は、僕のことは良く、君の事はある程度知っとぉ人や。
 おぉけぇ?」

ぉ・・・おおおお、おおけぇ。

「私は彼が非常に有能であること。
 そしてシステム維持に、とても有益な人材だと言うことを良く知ってます。
 彼らは目の当たりにしていないので、彼の異端振りしか知らないのです。」

とにかく喧嘩は無いということのようだ。

「・・・」

「・・・」

冷たい視線を感じる・・・。

話を調査に戻しませんか?→76に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
24

 
 
Bの見る夢に干渉・・・。

夕暮れ時、Bは農場で、色んな野菜をせっせと収穫しているようだ。
日が落ちきる前に、できる限り多種類の収穫を済ませようという感じだろうか。
ようやく手を止めると、手早く袋に詰める。
足早に農場を後にし、通りまで出てくると、キョロキョロと辺りを見回している。
誰かを探しているのだろうか。
どうやら見つけたようで、見回すのをやめ、野菜の袋を担ぎ足早に移動を始める。
その人物、A、女性 看護師 43 20世紀、の近くまで駆け寄り、肩を叩く。

「あらBさん、こんばんは。」

「やぁこんばんは。今、帰りかね?」

「ええ、お買い物して帰ろうかと。」

「丁度ええ、これもってけ。」

「あら!こんなに沢山。良いんですか?」

「ええよ。病院には改めて持って行くでな。
 これはAさんちで使うとええ。」

「有難うございます。助かります。」

BはAの笑顔を見て満足気だ。
その後他愛無い話を少し交わし、別れた。
Aの帰る後姿を眺めつつ、内容は分からなかったが、何やらぶつぶつ呟いた。
その後直ぐ帰るのかと思いきや、またしてもキョロキョロし始める。
今度は誰を探しているのだろう。
見つけたのだろう。
先程と同じく動きを止め、Aの帰っていった方向をじっと見やる。
AがC、男性 公務員 33 21世紀、と出会ったようだ。
その様子を近づきもせず、遠目にじぃ・・・っと見続けている。
程なく二人が別れると、ゆっくりとCに近づいていく。

「・・・」

「・・・」

やがて二人は、互いの顔がはっきり分かる距離まで近づいた。

「・・・」

「・・・」

ただ、無言で睨み合う。
どれ位の時が経ったか、やがてどちらからとなく離れていった。
Bは家に帰るとまっすぐ納屋に向かい、鎖で縛り上げられた箱の前に座る。
そこから夜になるまで、ずっと納屋でその箱を睨み続けていた。

結論を出すために戻ろう→75に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
25

 
 
「そうですね。
 これから会いに行くといいでしょう。
 ただし、アプローチの方法を間違えてはいけませんよ。
 逃げられてしまうので。
 そうなれば今までの全てが無駄です。
 我が同輩達からの風当たりも、尋常ではなくなるでしょう。」

ひい・・・とにかく行ってきます。

この後、Aを探しに病院方向へと移動を開始し、程なくしてAを発見。

声をかける→40に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
26

 
 
「どやったぁ?」

秘書が問いかけてくる。
長い間、人の夢の中を覗いていた気分だ。

「時間的には1時間ちょいかなぁ。」

濃密な情報を、細かく読み取る技術というのは素晴らしい。
5人分の1日の記録を見るのに、読み返しがあったとしても、たった1時間とは。

「目星ついとぉ?」

そういわれて少し固まる。
実際、怪しいかと問われると難しい。
細かい違和感は点在するが・・・。

怪しいと思う人物が居る→82に移動
怪しい人物は見受けられなかった→45に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
27

 
 
「あら・・・じゃあCさんかDさんね。」

と困ったように笑みを浮かべる。
最近狙われているように思っていることについて詳しく聞くことにした。

「狙われているのかどうか・・・説明しにくいんですけれど・・・。
 狙われていると言うよりは、成り代わろうとされている?
 そういう言葉のほうがしっくり来る気がします。」

成り代わり?

「・・・私の知らないことが多いんです。
 Aさん、何処何処で見かけましたよ、とか、あの日はどうも、とか。
 私、身に覚えが全く無いんです。」

とすると、Aさんに化けた何者かが居る?

「Dさんにね。狙われてるかも!なんて話、実はしていないんですよ。
 でも彼女は確かに私から聞いたし、切羽詰った様子だったと。」

・・・なるほど。
これらのことから推測するに、彼女以外のAが存在することになりそうだ。
Aには引き続き、別人のAについて調べ上げてご報告します、と別れを告げた。

「宜しくお願いいたします。」

繰り返し振り返り、頭を下げていった。
さてどうしよう・・・と思っていると、突然ぐるぐると視界が回りだす。
おや?強制排出をうけた・・・の?
しかし何時まで経っても現実に戻らない。
一向に止まらない、回転する視界に酷い眩暈を覚え始め、強く目を閉じる。
・・・
・・

ようやく回転する感覚が治まり、気付くと真っ暗な部屋で椅子に縛られていた。
何事だろう?というかデジャヴ?
辺りを見回すとかすかに人の気配が・・・。

誰だ!→95に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
28

 
 
Eの見る夢に干渉・・・。

昼まで礼拝堂で、礼拝に来る人々や、悩みを抱えた人々の相手をしていた。
人の足が絶えた時は、祈りを捧げている。
それにしても、ずいぶんと熱心だな。
昼に一度、礼拝堂を閉めて食事に出かけ、戻るとまた祈ったり、人々の話を聞いていた。
そうこうするうちに夜の部に移った。

一度戻ろう→23に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
29

 
 
「んー・・・。
 そうは言うても、もう時間無いで?
 あのクローンずは、次で結論でなかったら、直接出向くゆーとったし。」

困ったことだ。
こうなれば当てずっぽうでも構わずに、行くべきだろうか?

「まぁ・・・5分の1やしね。
 やらんよりましか?
 ただ、クローンずは今回のことを“精神汚染”ちゅーとったからなぁ。
 もしかしたら、選択次第で危険な目に遭うかも知らんよ?
 夢の中の死は現実の死に直結しとぉから気ぃつけぇや?」

・・・了解→7に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
30

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

・・・ザー・・・ブツン。

予備情報に、寝ているわけではないらしいことだけ表示されている。
それが1~2時間程度続いているが、プライバシー関連のようだ。
映像はなかった。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
31

 
 
「え?・・・あ!あらやだ、ほほほ。」

口では笑うも、表情は引きつっている。
ここは畳み込むべきか。
先日の喫茶店での出来事を、できるだけ詳しく聞かせて欲しいと畳み込む。
理由については、報告書を作る必要があるとか話しをでっちあげた。

「しかた・・・ないわねぇ・・・。
 内緒よ?絶対内緒だからね!?」

その後、Dが話してくれた内容はこうだ。
Aは最近誰かの視線を常に感じると、ポロリともらしたことがあるそうだ。
そこで、Aは人妻だが、好意を寄せていると思われる二人に相談した。
一人は農夫のB、軍隊上がりの無骨者だが、頼りになりそうと言う理由で。
もう一人は役所勤めのC、物腰柔らかく、人と接するのが好きそうという理由で。
で、昨日の件だが、二人がAを巡って取り合いになって喧嘩するんじゃ!?
そういう甘い期待を我慢し切れなかった話に至るまでを長々と聞かされた。

「だけど変なのよ。
 Aさん、誰かに監視されているかのように話していたのにね。
 不意に肩を叩かれても、怯えるどころかびっくりもしないのよ。
 それも二人ともによ?」

・・・それは確かに。
だがそうなるとこの人は犯人では無い。
そう確信した瞬間、視界が揺らいできた。
強制排出をかけられたようだ。

残念無念・・・→61に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
32

 
 
Aの見る夢に干渉・・・

朝、目覚めの時間だ。
ご飯の用意をすると、家族を起こし、朝食を済ませるように促す。
朝食を済ませると、夫の身支度を整えて送り出し、子供達も学校へ送り出す。
地震も身支度を済ませると、勤め先へと向かう。
道中、C 男性 公務員 33歳 21世紀、出会い声をかける。

「おはようございます。良い天気ですね。」

「おはようございます。そうですね。」

何時もの朝の挨拶なのだろう。

「お母さんの具合はどうですか?」

「ええ、おかげさまで・・・あ、急ぎますので失礼します。」

「あ、すみません、呼び止めてしまって。」

Cは気にしないでとばかりに手を振り先を急いでいってしまった。
足早に去るCを少しの間見送ると、又歩き出す。
病院手前辺りで、農具を担いだB、男性 農家 62歳 19世紀、とも出会う。

「おはようございます。今日は大きな道具をお持ちなんですね?」

「親鳥が怪我をしてしまった影響で、育児放棄にあった雛共が居てな。
 最近では、最初に親鳥がこさえた巣よりでかくなっちまってね。
 ちゃんとした土台を作ろうと思ってな。」

「ええ?育てられているんですか?」

「薬を使わず育てた野菜にゃ、奴らの餌なんざわんさといるのでな。
 なぁに、物のついでだよ。」

「今度見せて下さいねぇ。」

「ああええとも。童共も連れてくるとええ。
 遠くから見る分には大丈夫だろう。」

そう会話を交わして手を振り、お互いの目的地へと歩いていった。
Aが病院に着いた所で昼の部に移った。

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33

 
 
Cの見る夢に干渉・・・。

今日の彼の仕事は主に書類整理のようだ。
非常にてきぱきと整理を行っている。
が、機械的な仕事ぶりから察するに、この業務を彼は好んでいないようだ。
やがて雑務を済ませ、書類を別の部署へ届けるため、席を立つ。

「あら、Cさん、今日は受付じゃないの?」

声をかけられ振り向くと、D 女性 主婦  50 未来、がそこに居た。

「ええ、そうなんですよ。
 今日は例の件でですか?」

「そうなの、今終わったところ。
 貴方の言うようにしたら、とてもスムーズに担当部署へと通されたわ。
 ありがとう。」

「お役に立ててなりよりです。」

どうやら何かをアドバイスしたことがあり、功を奏したらしい。

「ああ、そうそう。例の件だけどね。
 まだ気になるそうよぉ。」

「・・・そうですか。
 又気をつけておきます。」

「そうね・・・それがいいわ。
 じゃあ、今日は私はこれで。」

「はい、ご利用ありがとうございました。」

Dはにこやかに手を振り、役所を後にした。
その後のCには特に何かあったわけでなく、黙々と作業をこなしていく。
そして夜の部に移った。

一度戻ろう→23に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
34

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

女性Aは朝、いつものように目覚めた。
夫を見送り、子供達を学校に送り出し、身支度を済ませて病院へ向かう。
勤め先はこじんまりとした小さな病院だ。
道中、C 男性 公務員 33歳 21世紀、と挨拶を交わし、
農具を担いだ、B 男性 農家 62歳 19世紀、とも出会う。
Bは気難しい人物だが、以前入院したことがあり、その時に打ち解けたらしい、という予備情報も表示された。

「これからお仕事ですか?」

「仕事なのか趣味なのか、わからないがね。
 今度また取れた物でも持っていくよ。」

「わぁ、ありがとうございます。」

「気をつけてお行き。」

Aはお辞儀をして病院へと向かう。

・・・ザー・・・ブツン。

おや、これだけか。
プライベートなことが混じっているのだろうけど、思った以上に見れないものだな。
彼女にとって大事なことだけが特にピックアップされているのかもしれない。
もしくはこれが人の見る夢ということなのか。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
35

 
 
Bの表情が固まり、次いで真っ赤に染まり上がっていく。
おもむろに走り出し、納屋の中に駆け込む。

・・・
・・

「おかえりぃ・・・てか、あかんやろ。
 アレはやったらあかんわ・・・。」

どうやらBはその後、納屋にある銃火気の類を持ち出してきていたようだ。

「無様ですね。
 貴方は被害を広げたかったのですか?」

う・・・クローンず。

「彼は結論、元凶ではありません。
 ただ、既に相当に攻撃的になっています。
 別の世界に隔離して調整の後、改善が見られなければ、彼も処分対象です。」

・・・。

「ご苦労でした、相当に無能な人。
 あ、いえ、総統さん。」

がっくりとうなだれる貴方を尻目にクローンずは去っていった。
立ち直れるだろうか・・・。

(大失敗END)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
36

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

夕方近くまで働き、仕事を終えると家路に就いた。
帰りに商店に立ち寄り、夕飯の材料を買っているようだ。
この辺りはまばらで、料理のシーンも飛び飛びだった。
家族の団欒は特にもやがかかっていた。
プライバシー、か。

・・・ザー・・・ブツン。

プライバシーが絡むと短いな。
もっとも、他の重要人物との触れ合いでもない限り、問題にはならなそうだ。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
37

 
 
直接調査は、自分で仮想空間に赴き、異変の調査を行うもの。
自分の感覚で調査を行うことができる反面、完全に新しい登場人物であるため、信頼を得にくいこと。
異変が特定の個人によりもたらされている場合、相手を警戒させてしまう恐れがあること。
更に、そこに生活する人々が、どういう世界観を持っているかも不明だ。
若干デメリットが多いように感じた。

他も聞く?→81に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
38

 
 
補佐官殿はじっと貴方の顔、と言うか額を見つめる
すると急に手を目の前に上げたかと思うと・・・。
バチコーン!
いってえええええええ!
デコピンされた!

「・・・」

冷たい視線を浴びながら強制送還されるのを感じた。

しくしく・・・→61に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
39

 
 
今回は直接夢の中の世界で会いに行くため、現在潜行中・・・。

・・・
・・

気がつくと、目の前には21世紀頃の世界観が広がっていた。
それぞれの人の脳が最も心地よいと思う世界を構築するのが、この仮想空間だ。
とは言え、多種にわたる時代が違和感無く交われるのは不思議としかいえない。

感慨にふけるのはこのくらいにして、Cを探さないといけないな。
役所に行けば会えるだろうか・・・?
そんなことを考えながらふらふらと町中を役所の方向へと移動していく。
すると、同じようにふらふらと歩いていたCを発見することが出来た。

よし、直撃するぞ→78に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
40

 
 
「あら、おはようございます。
 ・・・ええと、どちら様でしょう?」

さて、どう答えよう?

「貴方が犯人ですか?」→54に移動
「調査会社のものです」→27に移動
「以前患者だったものです」→63に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
41

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

夜遅くまで、何かしら書物を開いたり、日記を書いたり、細々とした何かをしていた。
深夜に差し掛かる頃、ようやく手を止め、祈りの後眠りに就く。

・・・ザー・・・ブツン。

神学に関わる本だろうが、非常に細かい。
日記の内容は流石にプライバシーに関わるので見れないが、とにかく詳細まで分かる。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
42

 
 
記録調査は、異変の起こりそうな場所を、人数分丸ごと夢を記録する手法だ。
つまりその場所の1時間を、色々な人物の視点から見ることができる。
ただし、プライベートが尊重されるため、非常にデフォルメされた映像になる。
質の悪いクレイアニメや、パラパラ漫画のようなものと思えばいい。
更には、記録がある当人が大事で無いものについては、場合によっては省略される。
ただ、人の意識の濃淡は、あるのが普通。
ある人の視点では見れなかったものが、他の人の視点からは見れるかもしれない。
リアルタイムでは無いため、異変を発見したとしても、それは既に過去である。
メリットは多いが、決定力にかけるというところか。

他も聞く?→81に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
43

 
 
Dの見る夢に干渉・・・。

朝早くから目覚ましも使わずに起き、手早く身なりを整え家の周りの掃除を始める。
隣にある公園を見、水溜りがあちこちにあるのを確認し、ため息をつく。
掃除を済ませると、今度はちゃんと身支度をし、朝食の用意を済ませる。
そして、夫を起こし、身支度を整えさせ、仕事へと送り出した。
この時、視界の端にC、男性 公務員 33 21世紀、を目にする。
が、距離があったため、声はかけていない。
その後、食事の片づけを済ませ、軽く家の中の掃除を終わらせる。
そして戸締りを確認し、朝の診療を受けに病院に出かけるところで昼の部に移った。

一度戻ろう→14に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
44

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

夕方前位に商店に立ち寄り、夕飯の支度だろうか、色々買い込んでいる。
やけに詳しく記録されていて、彼女にとっては幸せの一環のようだ。
家路に就く途中はさっと流れ、家に着いてからは、又鮮明になる。
全ての用意が済んだ頃、夫から連絡が入り、どうやら遅くなるようだ。
がっかりするかと思いきや、特に落ち込む様子もなく、夫の帰りを待つ。
夫が帰ってから、食事がまだだと聞けば、冷めた料理を温め二人で食事。
絵に描いたかのような幸せな夫婦だ。

・・・ザー・・・ブツン。

彼女には夫が全てのような世界に見える。
何も不満は感じ取れない。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
45

 
 
「んー?も一度見直すぅ?」

どうしよう?見直すなら以下から選ぼう。

A 女性 看護師 43 20世紀 の記録→9に移動
B 男性 農家  62 19世紀 の記録→10に移動
C 男性 公務員 33 21世紀 の記録→68に移動
D 女性 主婦  50 未来  の記録→77に移動
E 男性 牧師  45 17世紀 の記録→90に移動
やっぱり怪しいと思う人物が居る→82に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
46

 
 
「紹介って・・・どなたのですか?」

その問いには答えず、最近何か不審なことが起きていないか聞いてみた。

「不審なこと・・・ですか。
 貴方は何をご存知なのですか?」

お。食いついてきた。
出来るだけ細かく、知ってることを伝える。

「私が言えるのは少ないのですが、Bは危険だということです。
 私は密かに、Aさんを探っているらしい、不審者を見つけようとしていました。
 そんな折、Bとニアミスしたのです。
 正に一触即発でした。ただ・・・」

ニアミスて・・・。ただ?何?

「不審者と言うのはこっそり付け狙うようなものでしょう?
 なのに彼は堂々と、それどころか私こそは不審者だと言わんばかり。
 そんな人がAさんを狙っているんでしょうかねぇ?」

んー・・・謎が深まる。

「今日はそこらへんのことを、これから牧師に相談しに行くところでした。」

そうなんだ・・・。
ついていきたいな、と思った矢先、視界が歪み始める。
どうやら強制排出が掛かったようだ。
完全に意識が途切れる間際、

「それにしても彼女は何故?
 狙われているはずなのに・・・。」

悔しいな・・・何も成果が無い。

残念無念→61に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
47

 
 
「不審なことねぇ・・・。」

Dは腕を組み考え込んでしまった。
えらく結論が出ないので、こちらからAさんの周りでは?と付け足した。

すると・・・→83に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
48

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

役所から礼拝堂へと戻ると、そこからは夕方位まで詰めていたようだ。
午後は人の出入りもまばらなようだ。
にもかかわらず、彼の記憶というか記録は細部まで鮮明だった。
夕方になり、礼拝堂を一通り清掃し終えると、ぶらぶらと散歩に出かける。
彼にとっては、人々と出会い、挨拶や会話を交わすのが目的のようだ。
夜に差し掛かる頃にB、男性 農家 62歳 19世紀、を見かけ話しかける。

「こんばんは。ご機嫌いかがですか?」

「・・・どうも。死んでやしないよ。」

「今度お暇な時にでもどうでしょう。一緒にお祈りしませんか?」

「・・・暇はしていないよ。」

その後も色々アプローチをかけるも、Bは一向に取り合わない。
Bは何故か、信仰に関して否定的なようだ。
Eが話しかけようとも、拒否とも取れる態度であしらい、離れていった。
Eはその後、一通り周辺を回ると礼拝堂へと戻っていった。
祈りを捧げた後、夕食をとった。

・・・ザー・・・ブツン。

彼の一日はとにかく細かい。
どんな些細なことも大事にしているようだ。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
49

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

・・・ザー・・・ブツン。

・・・何も映し出されない。
就寝してしまうと記録には残るものはないということだろうか。

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50

 
 
で、肝心の話は夢の中の異変でしたよね?

「・・・まぁ良いにしておこう。
 思想の異端は淘汰される、というのは知っているね?」

補佐官が秘書のほうをジロリと横目に見ながら問いかけてきた。
というのも、秘書は元々異端側の人物だからだ。
秘書は秘書で鼻をフンと鳴らしている。

「人々の夢は共有されたりしているからね。
 異端な思想を持つ者が混じっていると、思想の汚染が広がる可能性がある。」

補佐官はシステムの維持こそが最重要であるという立場であるので、極端な物言いだ。
が、貴方達、歴代の総統括官はそうではない。
異端思想に傾倒した原因を排除、または理解して、危険かどうかを注視しつつ見守るべきだ、との立場だ。
だから貴方も抗議しようとしたが、

「君達の見解を尊重してこのような依頼という形で妥協してあげたのだよ。
 感謝してもらいたいものだね。」

・・・ときた。
つまり、こちらで排除してやっても良いが、君達の立場上許さないだろうから自分達でも調査しな、ってことらしい。
となれば調べるしかないようだな。

「注意事項は秘書君に確認したまえ。
 私は忙しいので失礼するよ。」

そう言うと補佐官(達)は秘書の方を睨みながら退室していった。

「いっぺんシメたる。」

やめなさいってば→52に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
51

 
 
補佐官殿に肩をぽんぽんと叩かれた。
お・・・?当たり?と思いきや・・・
ギュウウウウウウウウウウウウウ
痛い痛い痛いイタイイタイイタイィぎゃああああああああああああああああああああ
もげますもげてしまいます!肩の肉!

「あっても無くても良い人の何をもいだら問題になるんです?」

うわぁ・・・目がマジだ、ってか痛い!
助け舟を出されるかのように、視界が歪んでいく・・・強制送還だ!
・・・けど
ギュウウウウウウウウウウウウウ!!!!
力が更に篭ったああああああ!

早く帰らせて!→61に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
52

 
 
「えーと、ほな仮想現実内の調査するんやな?」

そうなるね。注意事項は聞いておけとのことだったけど。

「いくつか方法があるからなぁ。
 なるべく無駄な調査はさせとぉないし。
 まずはおさらいからいっとこぉかぁ?」

・人々は眠りに就いて、夢を見ている。
・夢の中で人々は、それぞれ普通に生活している。
・生活する夢であるため、この夢の中では実現不可能なものは出てくることはない。
・いわゆる普通の夢は、夢の中で見る夢、と言うちょっと不思議な状態だが見ることはある。
・夢の中の感覚は、世界観、時代、国、距離、時間、様々な物が全て、人によって異なっている。
・ずれた感覚は、冗長的に統合されている。

等という説明を改めて受ける。
興味深いのは、中世の夢を見ている人が、未来の夢を見ている人を夢を共有した場合などだろう。
お互いが隣町に住んでいた場合、会いに行くのに1時間かかかるという事実があるとする。
その場合、未来では百数十~数百kmの距離離れているだろう。
しかし、中世ならせいぜい十数kmとなる。
冗長的に統合された場合、1時間かかるという事実が重要視され、距離の概念が軽くなり、離れた距離が変わる。
重要な部分が何か、そこからぼやかしていいものは何か、という具合だ。
技術的な差異は、魔法だとかで埋めるのだろうか。

「基本的にはそんなもん。
 自分の見る仮想空間は結構鮮明になんで。
 だって、その夢は生活しとぉ場所やからな。
 あとは・・・方法?」

方法?→81に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
53

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・
女性Aは昼間、看護師として働いている。
この記録が取られた日は日勤だったようだ。

「Aさん、●●さんの経過はどうかな?」

「経過良好のようです。
 長い間動けずにいたにもかかわらず、元気な様子ですよ。
 日に何度も姿勢を変えたおかげか、褥瘡もできていません。」

「何よりだね。Bさんの時の経験が役に立ったな。」

「はい。当時、Bさんには悪いことをしてしまいました。
 でもかえって打ち解けて、今ではよく挨拶したりしてます。
 あ、また今度収穫物を分けてくださるそうですよ。」

「またお礼しないとね。」

この会話の後も、彼女は患者や同僚、医師等とよく触れ合っていた。
経過を聞いた患者の名前が良く分からないのは、おそらくプライバシー関連だろう。
彼女にとっては仕事は人生で大きなウェイトを占めている様だ。
仕事中、D 女性 主婦 50歳 未来、が診察を受けに来たり、
E 男性 牧師 45 17世紀、が病院という場所柄か、訪れていたが接触はなかった。

・・・ザー・・・ブツン。

仕事に生きがいのウェイトがあるのか、内容は濃かった。

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54

 
 
彼女は怪訝な顔をしてこちらを覗きこむ。
あれ・・・アプローチは失敗かな?
するとぐるぐると視界が回りだす。
おや?強制排出をうけた・・・の?
しかし何時まで経っても現実に戻らない。
一向に止まらない、回転する視界に酷い眩暈を覚え始め、強く目を閉じる。
・・・
・・

ようやく回転する感覚が治まり、気付くと真っ暗な部屋で椅子に縛られていた。
何事だろう?というかデジャヴ?
辺りを見回すと黒い人影が・・・。

誰だ!→95に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
55

 
 
「そうですかそうですか。
 貴方は思ったよりは、いや、思いの他?、いえいえ、想像以上というべきでしょうか。
 自分を良く分かってらっしゃるようだ。」

「・・・何時からおってん。」

「貴方が人のことをクローンずなどと言い始めた辺りからですかね。」

両者の間で睨み合いが始まる。

「おや、今回は止めないんですねぇ。
 堪えているのですか?
 無理も無い。何せ、自分の無能さ加減を自覚したわけですからね。」

返す言葉も無い。

「ここから先は我々で処理します。」

言いたいことだけ言い残して補佐官ず、改め、クローンずは去っていく。
そこには貴方達二人を沈黙が包んでいた。

(無力エンド)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
56

 
 
次は誰の記録を見よう?それとも見直してみるか?

A 女性 看護師 43 20世紀 の記録→9に移動
B 男性 農家  62 19世紀 の記録→10に移動
C 男性 公務員 33 21世紀 の記録→68に移動
D 女性 主婦  50 未来  の記録→77に移動
E 男性 牧師  45 17世紀 の記録→90に移動
終わりにする→26に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
57

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

・・・ザー・・・ブツン。

何も映し出されることなく終わる。
プライバシーというやつだろう。

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58

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・
昼前に病院の診察を受けに行った様だ。
定期健診的なものらしく、記録はぼんやりとしている。

昼を過ぎ、役所へと向かったようだ。
役所についてからは妙に鮮明になった。
彼女の家の隣の公園で、何か水関係のトラブルがあり、その対応を求めに来たようだ。
受付を済ませ、後は順番が来るのを待つだけのようだが、よほど不満なのか妙に細かい。
やれ何分経っただとか、やれ対応が遅いとか、やれ忘れられているのではとか・・・。

最後に訪れたのはC、男性 公務員 33歳 21世紀、の居る窓口だった。

「・・・で、最近困っているのです。
 そろそろ直してくださらないかしら?」

「申し訳ありません。
 それはこちらの所管ではなくてですね・・・」

「まぁ・・・またなの?あっちでもそう言われてきたのに。
 結局どこへ言えばいいのかしら?」

「明日、またお越し頂けますでしょうか?
 こちらで調べておきますので。」

「次で終わってくれると良いのだけど。
 ・・・ああ、そうそう、奥様、お元気?
 最近姿をお見かけしないけれど。」

「母・・・ですか?
 最近体を悪くして、入院しています。」

「まぁ大変!お見舞いに行かなきゃだわ。」

「いえ・・・実家近くの病院なので・・・。」

「あらそう・・・ではくれぐれも宜しく伝えて下さいな。」

「はい。ありがとうございます。」

・・・ザー・・・ブツン。

この女性にとっては家に関することはとても大事なようだ。
あと、Cの母親と仲が良いらしい。

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59

 
 
Bの見る夢に干渉・・・。
農場に着くと、真っ先に雛の木に向かう。
Bが近づくや否や、ギャーギャーわめきまわる雛達に、Bは目を細めながらも、

「まぁ、まて。飯は後だ。
 ちょいと今の巣を直さんとな。」

そう言い、巣を雛ごと背の籠に収める。
そうして籠を背負ったまま、持って来た木材で簡単に土台を作る。
その上に藁で作った別の巣を置いた。
籠から古い巣だけを取り出し、ほぐして新しい巣に満遍なく広げる。
そうしてようやく雛達を元に戻した。
最初は落ち着きがなかった雛達も徐々に慣れ、やがて餌をねだり始めた。

「分かった分かった。
 ちょっくら取って来てやっからな。」

Bは雛達が新しい巣にしっかり収まったのを確認して、農作業へと戻っていった。
野菜についた虫たちを捕獲しては、片手にもった瓶の中に放り込んでいく。
農作物を念入りに調べては雛の餌を集めた。
そうして瓶が一杯一杯になった頃、餌をやりに雛達の元へと帰る。
ギャーギャーわめく雛達の口の中に、捕ったばかりの虫を突っ込んでいく。
そうして瓶が空になると、

「今日はこれで仕舞いだ。
 又明日くれてやるからな。」

雛達は雛達で腹一杯になったのか、うたたねを始めている。
Bはそれを見届け、農作業へと戻っていき、夜の部に移った。

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60

 
 
Dの見る夢に干渉・・・。

Dの夕方は、喫茶店より始まった。
何処かからの帰りに立ち寄ったようだ。
たまたま・・・と言うよりは、何かの目的があって入ったとみて間違いない。
なにやら熱心に窓の外を眺めている。
やがて、目的の人物がやってきたのか思わず身を乗り出す。
が、人の目を気にしたらしく、慌てて席に座りなおす。
目的の人物はどうやらA、女性 看護師 43 20世紀、のようだ。
丁度、B 男性 農家 62 19世紀、と出会うところだった。
BがAの肩を叩き、呼び止めた。
Dは何やらしきりに首をかしげている。
観察を続けると、なにやら荷物の受け渡しをしているようだ。
Bの職業からして、野菜か何かだろう。
そのまま別れる二人を見て、Dはちょっと不満気にため息をつく。
その直ぐ後に、またしてもAは肩を叩かれて立ち止まる。
C、男性 公務員 33 21世紀、だ。
今回もDは、しきりに首をかしげている。
何か腑に落ちない点でもあるようだ。
ともあれ、観察は続けて、二人が何かしら会話しているのを眺める。
程なくして別れる二人を見、先程と同じように不満気にため息をつく。
が、次の瞬間ガバッ!と立ち上がり、窓にへばりつく。
今度は回りの目などお構いなしだ。
だが、視界を借りている貴方としては、周りの視線がとても痛い!
諦めて、彼女の取り乱した原因を調べる。
・・・BとCが微妙な距離で睨み合っているのが目に入る。
間違いなくこれだな。
息を呑み見守る中、やがてどちらからとなく離れていった。
喧嘩にまで発展はしなかったが、非常に張り詰めた空気だった。
事が終わると、Dは、ほぉぅ・・・と深く大きなため息をつき、

「いいわねぇ・・・」

・・・凄く帰りたい。
実際、この後のDに、何か特別記録するべきことはなかった。
店の人に白い目で見られながら、そそくさと会計を済ませて家に帰った。
そして食事の用意をして、家族で食べる。
ただそれだけの夜だった。

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61

 
 
・・・何の成果も上げることも出来ずに戻ってきてしまった。

「やあお帰りなさい、相当無能な人。
 あ、いや、相当閣下。」

・・・クローンずか。
秘書君は少し離れた所で威嚇している。

「後はこちらで処理するからね。
 もう関わらなくていいよ。
 今度又こういうことがあったら、本当ならこちらで内々に処理したいけどね。
 まぁ又その時は教えてあげるよ。
 無駄だろうけどね。」

返す言葉も無く、ただ空しく、彼らが退出するのを見送るだけだった。

(無力END)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
62

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

夜遅くに何かを手入れしているようだ。
プライバシーにかかわることなのか、はっきりとしない。
そもそも明かりをつけているように思えない。
金属音らしき音で、ずっとカチャカチャ鳴っている。

・・・ザー・・・ブツン。

結構な時間起きているようだ。
睡眠時間はどうなっているのだろうか?
現実時間で不可能なことは、この夢の中でも不可能であるため、体質か経験によるものかもしれない。
それにしても、何を手入れしていたのだろう?

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63

 
 
ぴくり、とAは眉間に皺を寄せる。
暫くじっと動きが止まり続ける。
それも不自然なくらいに。
すると突然、視界が揺らぎ始めた。
これは強制送還?

「私、患者さんの顔は忘れないんです!」

ようやく又動き出したAの叫び声を最後に、現実世界に戻ってきた。
・・・
・・

「君使えないね。」

「君役立たずだね。」

「君最悪だね。」

「君・・・」「君・・・」「君・・・」「君・・・」「君・・・」

クローンずの駄目出し大合唱をかれこれ1時間ほど受け続けている。
そろそろ勘弁して下さい。

「彼、逃げてしまったよ。忌々しい。」

・・・かれ?

「君に、関係があるの?」

・・・すみません。

秘書君は・・・遠くで我関せず状態。
今回の大ポカはよほどでかいらしい。
味方が居ない・・・。

(取り付く島無しEND)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
64

 
 
「最近、不審なこと・・・だと?」

お。食いついてきた。

「お前は何を知っているんだ。」

分かっていることはできるだけ伝えた。
勿論、彼らの世界での出来事に限るが。

「・・・そうか。
 わしが怪しんでいるのはCだ。
 しかし、奴がそうであるなら、先日のように面と向かって対峙すまい。
 あの様子からするに、奴は奴でわしのことを怪しんでいる風だった。」

・・・おや。これは困ったぞ。
Bもだが、Cも違うという感じすら受ける。
だが、どの道、彼らで無い事は分かったとしても、もう手遅れでしかない。
突然、視界がぼやけだした。
強制排出をかけられているようだ。
完全に切断されてしまう間際、こんな呟きが聞こえてきた。

「・・・それにしても、何故怯えるそぶりも無かったのだろう。」

怯える・・・?→61に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
65

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・
映像が始まったのはD、女性 主婦 50歳 未来、との会話からだった。
時間は昼と言うには大分過ぎている。

「・・・で、最近困っているのです。
 そろそろ直してくださらないかしら?」

「申し訳ありません。
 それはこちらの所管ではなくてですね・・・」

「まぁ・・・またなの?あっちでもそう言われてきたのに。」

どうやらクレーム対応らしい。
他の事務手続きなども仕事だろうが、この人物の重要視している部分はそういう部分ではないらしい。
むしろ人への、どちらかと言えば余りしたくない仕事の部類だと思うが、対応が重視されるようだ。
そう言えば、食事のシーンもないことから、食事や一人仕事はルーチンワーク扱いなのだろうか。

「結局どこへ言えばいいのかしら?」

「明日、またお越し頂けますでしょうか?
 こちらで調べておきますので。」

「次で終わってくれると良いのだけど。」

Dは心底不満気だが、Cにとってこういう仕事はストレスに感じているわけでもないようだ。
しばらくすると E、男性 牧師 45歳 17世紀、も役所を訪れ、色々手続きをしていった。
手続きに関するやり取りと、他愛もない日常会話とが交わされたが、いちいち細かく記録されていた。
夕方前、B 男性 農家 62歳 19世紀、の姿が一瞬見えたが、すぐ視界から消えた。
持ち場から離れたことが原因のようだ。

・・・ザー・・・ブツン。

人との会話こそが、彼の重要視する部分だろうか。

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66

 
 
間接調査は、誰かの仮想空間での活動をリアルタイムで見ることができる。
素のままの人々の行動を見ることができるだろう。
誰か、が主体である以上、その人の世界観は良く分かるはずだ。
ただ、当然ながらプライベートな部分を見ることはできない。
それに誰かが見ている夢と同じ映像で見れるわけではなく、非常にデフォルメされた世界となること。
質の悪いクレイアニメで見られる程度に思えばいいだろう。
加えて、咄嗟の時に、自分の思い通りに動けない歯がゆさも出てくるかもしれない。
メリット・デメリットは半々だろうか。

他も聞く?→81に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
67

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

朝早くにおき、家の周りの掃除をする。
隣にある公園を見てため息をつく。
公園には水溜りがあちこちに出来ている。
水周りにトラブルがあるようだ。
手早く掃除を済ませると、身支度を整え、朝食の用意を済ませる。
そして、夫を起こし、身支度を整えさせ、仕事へと送り出す。
何気ない日常だが、とても細かく記録されている。

・・・ザー・・・ブツン。

この女性にとっては家族、子はいないようなので夫、に接する時間が大事なのかもしれない。

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68

 
 
C 男性 公務員 33歳 21世紀
Cの記録を見ることにした。
時間帯は?

朝→71に移動
昼→65に移動
夜→18に移動
深夜→30に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
69

 
 
Dの見る夢に干渉・・・。

Dは診療を受けに病院に来ていた。
通された受診室の前でA 女性 看護師 43 20世紀、と出会う。

「こんにちは。何時もの診療ですね?」

「はい、宜しくお願いします。
 もうそろそろ大丈夫だとは思うのだけど、ちゃんと許可を得ないとね。」

「そうですね。聞いておきますね。」

「そう言えば視線の件はどうなったの?
 まだ何か感じるのかしら?」

「そうですね。未だに誰かに監視されているような気がします。
 確か、とは言い切れませんが。」

「そう・・・それとなく皆さんにも気にして頂けるように言っておきますね。」

「はい、いつもありがとうございます。」

これは初めての情報だな。
Aは誰かに監視、見張られているのか?
その後、Dは診療を受け、やはりもう少しの間は経過観察が必要と診断された。
支払いを済ませ、病院を出た後、飲食店で軽く昼食を摂る。
昼食後、役所へと向かっていった。
役所に着くと、窓口で幾つか伝える
すると奥に通され、待たされることもなく、用件を済ますことが出来たようだ。
役所を後にしたところで、C 男性 公務員 33 21世紀 を見かけ、声をかける。

「あら、Cさん、今日は受付じゃないの?」

「ええ、そうなんですよ。
 今日は例の件でですか?」

「そうなの、今終わったところ。
 貴方の言うようにしたら、とてもスムーズに担当部署へと通されたわ。
 ありがとう。」

「お役に立ててなりよりです。」

どうやらCから何かをアドバイス受け、それが先程功を奏したらしい。

「ああ、そうそう。例の件だけどね。
 まだ気になるそうよぉ。」

「・・・そうですか。
 又気をつけておきます。」

「そうね・・・それがいいわ。
 じゃあ、今日は私はこれで。」

「はい、ご利用ありがとうございました。」

Dはにこやかに手を振り、役所を後にすると家路に就き、夜の部に移った。

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70

 
 
Eの見る夢に干渉・・・。

夕方まで礼拝堂に詰めていたようだ。
戸締りをしてから町に出かけていく。
ふらふら歩いていると言うよりは、何かの目的を持って歩いている。
いくらか歩くと、その目的の対象を見つけたようで立ち止まる。
かなり遠目に見ているようだ。
何を見ているのかはまだ分からない。
するとEはいきなり祈り始めた。
目を閉じられて、状況が把握できない!
そう思っていたら直ぐ目は開かれた。
軽く祈りを捧げただけのようだ。
目を閉じる前と比べ、方向が変わっている。
Eの視線の先にはAとBが居た。
BがAの肩を叩いて呼び止め、何かの荷物を手渡している。
Eはただただ、じっと見つめていた。
その後、AがBと別れた直ぐ後、今度はCに肩を叩かれ呼び止められた。
そして何か会話する様子を、やはり、ただ何もせずじっと見ていた。
AとCの会話は短く、Aは直ぐ家に帰る。
Cも家に帰ろうとしたが、Bとでくわし、睨み合いとなる。
又ここでEが祈り始めたのか、視界が暗くなってしまい、少々焦る。
が、今度も短く、視界が回復すると、BもCもお互い家に帰るところだった。
何があったのかは分からなかったが、喧嘩にまでは発展しなかったらしい。
この後、Eはまっすぐ礼拝堂に戻り、夕食を済ませると、長い祈りを捧げ始めた。
ここから先は、ほぼ祈りの時間だった。

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71

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

Cは、毎朝同じ時間に起き、同じように朝食をとり、身支度を済ませる。
これだけは変わることがない、そういう予備情報が表示される。
今回これに助けられた。
というのも、この人物の朝の記録は、いきなり外を歩いているシーンから始まっていたのだ。
スタスタと、少し足早に歩いている。
それにしても視線があちこちへとよく飛んでいる。
やがてぴたりと立ち止まり、暫く時が過ぎる。
そして又突然歩き出す。
歩き出して直ぐA、女性 看護師 43歳 20世紀、と出会い挨拶を交わす。

「おはようございます。良い天気ですね。」

「おはようございます。そうですね。」

2~3言葉を交わす間も視線はあちこち飛んでいる。
話を切り上げると、役所へと歩き始める。
その途中、E 男性 牧師 45歳 17世紀、と出会う。

「やぁ、おはよう。ご機嫌いかがかな?」

「おはようございます。牧師様。
 あれ以来、外を出歩くときは気をつけるようにしています。」

「あれは災難だったね・・・」

と言うのは、以前暴走する車(牧師にしてみると馬車だが)に轢かれそうになったことがある。
そういう予備情報が表示される。
だからあんなに視線を動かしているのか。
その後、Eと他愛無い話を2、3してすぐ別れた。
更に歩き続け、A 女性 看護師 43歳 20世紀、とB 男性 農家 62歳 19世紀、を目撃する。
Aとは先程出会って別れたはずだが、追い抜かれたのだろうか?
二人がなにやら会話しているのを目視すると立ち止まり、すぐ方向を変えて歩き出した。
その後、職場である役所に到着する。

・・・ザー・・・ブツン。

ルーチンワークは記録もされないのか。
余りにもすっ飛ばされるとちょっとびっくりするな。
しかし、他人の行動に関心が高いのか、外を歩くシーンは細かかった。

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72

 
 
Eの見る夢に干渉・・・。

朝、なのだろうか?
まだ真っ暗なうちから起きた様だ。
ろうそくに明かりを点し、着替えを済ませると直ぐ礼拝堂へ向かう。
礼拝堂につくと直ぐ掃除を始め、それを終えると祈りを捧げ始めた。
やけに長い時間祈りを捧げているようだ。
どれ位経っただろう?
長い祈りをようやく済ませると、簡素な朝食をとった。
食事後、ぶらぶらと近所を歩き出した。
B 男性 農家 62歳 19世紀、を見かけるも、距離があり声はかけない。
その後、A 女性 看護師 43歳 20世紀、も見かけたが、同じ理由で挨拶できず。
その度、軽いため息をついているようだ。
暫くぶらぶらしていると、C、男性 公務員 33 21世紀、と出会った。

「やぁ、おはよう。ご機嫌いかがかな?」

「おはようございます。牧師様。
 明日、お時間よろしいでしょうか?」

「ああ、大丈夫だとも。」

「では立ち寄らせて頂きます。」

と、要件だけ済ませるとCは別れを告げ、また急ぎ足で歩き出して行ってしまった。
Eの方はまだ話を続けたかったようだ。
これといった収穫もなく、散歩を終わらせると礼拝堂へと戻っていった。
戻る途中、診療を受けに向かう、D 女性 主婦 50歳 未来、を見かける。
しかし、そのタイミングが悪く、声をかけそびれてしまった。
仕方なく礼拝堂に入るとこで昼の部に移った。

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73

 
 
「・・・こまったねぇ?」

本当に・・・。

「違和感無かったんやったら止めとく?
 クローンずは今回のことを“精神汚染”ちゅーとったから、危険性もあるし。
 人一人の命も大事やけど、自分の命も守れんかったら無意味やし。
 救おうとする気持ちを無意味とは言わんけど・・・ね。」

・・・。

でもやっぱり行く→85に移動
やめておく→55に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
74

 
 
今回は直接夢の中の世界で会いに行くため、現在潜行中・・・。

・・・
・・

気がつくと、目の前には20世紀頃の世界観が広がっていた。
それぞれの人の脳が最も心地よいと思う世界を構築するのが、この仮想空間だ。
とは言え、多種にわたる時代が違和感無く交われるのは不思議としかいえない。

まぁでも、今まで過ごしていた世界と近く、何となく見慣れた世界でほっとする。
っと、感慨に浸っている場合じゃないな。
とっととAを探そう。
病院にいけばいいのかな?
等と思いながらぶらぶら歩いていると、病院に至る道の途中でAと遭遇。

声をかける→40に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
75

 
 
「おかえりぃ。ど~ぉ?結論出せそぉ?」

・・・。

結論は出せた→4に移動
まだまだ→29に移動
さっぱり→73に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
76

 
 
「お茶のおかわり、どないですぅ?」

「いえ、もう結構ですよ。
 おいしいお茶を有難うございました。」

・・・なんかシュールな絵面のような。

「・・・まだゆーとぉの?
 てか、進展はあったん?」

「そうそう。その話をしにきたのですよ。
 彼らの共有世界における、明日。
 その終日を持って、我が同一体達は処分を下す心積もりのようです。」

と、言うことは?

「夜の分、視界を借りたら、次は直接犯人にアプローチやね。
 次の時間でめぼしい人決めて、会いに行って確認って流れや。
 見落とせば・・・犯人と思しき人物は補佐官ずに・・・。」

首を切るジェスチャーを見せる秘書君。
分かってるよ・・・。

「そうですね、今回の件は精神汚染?とでも言うべきなのかな。
 以前にもあるにはありましたが、ここまで顕著なものはなかった。
 頼みましたよ?」

プレッシャーにプレッシャーが・・・。

「見えるものにばかり気をとられていては駄目でしょうね。
 見えないものにこそ意味があります。
 容易に想像できること、よりは、あるべきものが何故無いのか、とかね。
 そもそも、何が目的で、どうすれば目的達成に最も効率が良いかを考えなさい。」

なるほど・・・→79に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
77

 
 
D 女性 主婦 50歳 未来
Dの記録を見ることにした。
時間帯は?

朝→67に移動
昼→58に移動
夜→44に移動
深夜→57に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
78

 
 
Cを呼び止め挨拶をする。

「おはようございます。
 どこかでお会いしたこと、あります?」

おおっと、なんと切り替えそう。

それには答えず直球「犯人ですか?」と問う→19に移動
「以前役所で」と答える→89に移動
「紹介されて」と答える→46に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
79

 
 
「最後の事前調査、行ってらっしゃい。
 君が行っている間に私は帰ります。
 ああ、見送りは必要ありません。」

了解です。お達者で。こちらも参ります。
そう告げると、補佐官殿はニコリと笑い返し、秘書君と2・3言葉を交わす。
そんなシーンを最後に、意識が遠のく。
夜の部、最後に視界を借りるのは?

A 女性 看護師 43 20世紀 の視界→94に移動
B 男性 農家  62 19世紀 の視界→24に移動
C 男性 公務員 33 21世紀 の視界→6に移動
D 女性 主婦  50 未来  の視界→60に移動
E 男性 牧師  45 17世紀 の視界→70に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
80

 
 
「雛・・・だと?」

あれ?まずかったかな?

「良く知っているな。人には昨日初めて教えたばかりと言うのに・・・。」

Bはそう言うと何かぶつぶつ呟きだした。
何だかとてもいやな予感がする。

やがて・・・→93に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
81

 
 
「どれ聞くぅ?」

直接調査について聞く→37に移動
間接調査について聞く→66に移動
記録調査について聞く→42に移動
聞かない→16に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
82

 
 
「根拠に関しては、僕は口出しできん。
 でもまぁ、目星ついとぉなら間接調査、いっとこかぁ?
 あんまり時間かけると、補佐官ずがしゃしゃりでてきて、うっとぉしぃし。
 間接調査もさっきと同じ4部構成なぁ。」

確かに時間をかけるのは得策ではない。
それに、これ以上はリアルタイムでの情報収集が必要になってくるだろう。
怪しい人物の視界を直接覗くのもありだが、親しい人物の視界を借りても良い。
今回視界を借りるべき相手は?

A 女性 看護師 43 20世紀 の視界→32に移動
B 男性 農家  62 19世紀 の視界→20に移動
C 男性 公務員 33 21世紀 の視界→84に移動
D 女性 主婦  50 未来  の視界→43に移動
E 男性 牧師  45 17世紀 の視界→72に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
83

 
 
Dの顔がこわばり、一気に真っ赤になる。
おもむろにハンドバッグに手を突っ込み、何かを出し、貴方に突きつける。

「あんたね!最近Aさんの周りを、こそこそ嗅ぎまわってる不審者は!」

ターン!
弁明する間もなく撃たれ、倒れこむ。

「これはね、夫がプレゼントしてくれた護身用のスタナーよ。
 ・・・あら?あらあらあら???
 何故血を流して倒れているの?
 え???私間違えちゃった!?」

貴方にはそこまで聞こえてはなかった。
何せ即死であったのだから。
そう、緊急回避が発動される間もない程の一瞬だったのだ。
ついでだが、彼女は犯人ではなかった。
が、貴方を殺してしまったことで、巻き込まれ的に処分対象になってしまった。
貴方の成果はというと、犠牲者を増やしてしまっただけということだ。。

(仮想世界にて死亡END)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
84

 
 
Cの見る夢に干渉・・・。

朝、目覚ましのなる前に目を覚ます。
余りしっかり目があいて無いように見えるが、何に躓くことなく身支度を済ませる。
まるで機械のように朝が流れていく。
身支度を済ませ外へ出ると、スタスタと、少し足早に歩き始めた。
あちこちをキョロキョロ見ている。
誰かが視界に入ると、歩の歩みを緩める。
人目が気になる、と言うよりは、誰か話し相手が居ないか探してる風に思える。
視線はあちこちに飛びつつも、何時もそこで止まるとばかりに、ぴたり立ち止まる。
そこからは特に何をするでもなく、でも視線はあちこち飛ばしながら時が過ぎる。
何かを視線の端に捕らえたわけでもなく、又突然に歩き出した。
歩き出して直ぐA、女性 看護師 43歳 20世紀、と出会い挨拶を交わす。

「おはようございます。良い天気ですね。」

「おはようございます。そうですね。」

何時もの朝の挨拶なのだろう。

「お母さんの具合はどうですか?」

「ええ、おかげさまで・・・」

ここで遠くで自分を見つめる視線を感じとり、Bと目が合う。

「・・・あ、急ぎますので失礼します。」

「あ、すみません、呼び止めてしまって。」

Cは気にしないでとばかりに手を振り、役所へと急ぎ歩を進めた。
暫く進むとE、男性 牧師 45歳 17世紀、と出会い、急ぐ歩を緩めた。

「やぁ、おはよう。ご機嫌いかがかな?」

「おはようございます。牧師様。
 明日、お時間よろしいでしょうか?」

「ああ、大丈夫だとも。」

「では立ち寄らせて頂きます。」

と、要件だけ済ませると直ぐ別れ、また急ぎ足で歩き出した。
何やらまっすぐと言うより回り道で歩いているように感じる。
A 女性 看護師 43歳 20世紀、とB 男性 農家 62歳 19世紀、を目撃。
二人が会話しているのを目視すると立ち止まり、すぐ方向を変え歩き出した。
その後、職場である役所に到着するところで、昼の部に移った。

一度戻ろう→14に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
85

 
 
「おぉけぇ。
 まぁ言うても5分の1やからなぁ。
 ほな僕はモニタリングしとぉね。
 何かあったら強制排出させるから。」

ありがたい→7に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
86

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

朝というには早い時間から起き、礼拝堂の掃除を始めた。
掃除がすむと祈りをささげ、そして簡素な朝食をとる。
それが終わると朝の散歩だろうか、ぶらぶらと近所を歩き出した。
散歩中にC、男性 公務員 33歳 21世紀、と出会う。

「やぁ、おはよう。ご機嫌いかがかな?」

「おはようございます。牧師様。
 あれ以来、外を出歩くときは気をつけるようにしています。」

「あれは災難だったね・・・」

と言うのは、以前暴走する車(牧師にしてみると馬車だが)に轢かれそうになったことがある。
そういう予備情報が表示される。

「またお祈りにおいでなさい。
 話したいことがあればいつでも聞かせて頂くよ。」

「はい。ありがとうございます。」

そうしてCと別れると、またぶらぶらと歩き出した。
彼にとっては散歩というよりは、人と出会い、話をするのが目的のようだ。
職業柄、ある意味必然だろう。

・・・ザー・・・ブツン。

彼の生活は些細なことまで非常に細かく記録されている。
生きる全てが充実しているのだろうか。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
87

 
 
礼拝堂の脇にある懺悔室というのだろうか。
その中にある、椅子の下に押し込まれた。
・・・苦しい。
補佐官殿は約束の人物を招き入れると、懺悔室に入ってくる。
そして無遠慮に椅子にどっかと腰掛ける。
痛いです・・・。

「さて、Cさん。
 どのようなご相談で。」

約束の人物とはCのことのようだ。

「はい・・・。
 実はAさんが誰かに狙われている、かも知れないと言う話です。」

「・・・そうですか。
 治安部隊への通達はされましたか?」

「警察は何かが起きてからでないとうごけないの一点張りです・・・。」

E、いや補佐官殿は深くため息をついた。

「で、ここからなんですが・・・。
 先日、前々から怪しいと睨んでいた農夫のBと鉢合いました。
 しかし、こっそり付けねらう人物が、堂々と出てくるでしょうか?
 彼から感じたのは、私と同じように、彼女を影ながら守っている印象でした。
 考えすぎかもしれませんが・・・。」

「・・・気になることはそれだけですか?」

「いえ・・・。Aさんのことなんですが。
 彼女、狙われているはずなんですよね。
 所が、私が後ろから肩を叩いても、何時も通りなんですよ、反応が。
 普通もっと過敏になったりするものじゃないでしょうか?」

「なるほど・・・仰る通りですね。
 とりあえず今日のところはこれでお引き取り下さいませんか?
 AさんにしろBさんにしろ、どうにかお話をさせて頂こうと思います。」

「お願いします。」

そしてCは礼拝堂を後にした。

「どうでした?もうお分かりですね?」

そうですね・・・色々分かりました。

「では誰が元凶ですか?」

Aです→25に移動
Bだよ→22に移動
Cかな→38に移動
Dよね→51に移動
E・・・って言ったら殴られそう。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
88

 
 
「はいはい、おはようございます。
 どちら様かしら?
 もしかして新しいご近所さん?
 それとも夫の会社の人?
 まさか何かの勧誘!?」

しゃべる暇を与えてくれない。
両手を前に出し、言葉の流れを静止する。
なんと切り出そう?

直球「貴方が犯人ですか?」→83に移動
最近不審なことが無いか問う→47に移動
「喫茶店のものですが」と言う→31に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
89

 
 
Cは目を細めて、

「役所で・・・ですか?
 おかしいですね。
 何処のお住まいです?
 私はお世話したことのある方なら、顔も名前も覚えているのですが。」

・・・これはやばい・・・。

そして・・・→19に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
90

 
 
E 男性 牧師 45歳 17世紀
Eの記録を見ることにした。
時間帯は?

朝→86に移動
昼→91に移動
夜→48に移動
深夜→41に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
91

 
 
・・・ザー・・・ザッザッ・・・

昼過ぎまで礼拝堂にずっと居たようだ。
人が来れば、一緒に祈りを捧げたり、話し相手になったりしている。
会話等は、隅々まできちんと記録されていて非常に細かい。
が、主要人物として挙げられている他の4人は出てこないので、無用だろう。
昼を過ぎると役所へと出かけていった。
何やら手続きがあったようだ。
対応した職員はC、男性 公務員 33歳 21世紀、だった。

「以上で書類は全てかな?」

「はい、揃っています。」

「では宜しくお願いいたします。
 そうそう、いつかの悩み事の件はもうよろしかったのかな?」

「あ・・・ええ、大丈夫です。」

「今日、礼拝堂に来られた方のお話を聞いていて、ふと思い出してね。」

「いえ・・・それは又、日を改めて。
 ご相談させて頂きます。」

「そうかね。いつでもおいでなさい。」

・・・ザー・・・ブツン。

些細なことまで細かく記録されている。
とても細やかな人物なのだろう。

選択に戻る→56に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
92

 
 
Aの見る夢に干渉・・・。

何時ものように医師と会話したり、患者と触れ合ったりしている。
細やかな配慮ができる女性と言う印象だ。
正午前位にD 女性 主婦 50歳 未来、が診療を受けにやってきた。

「こんにちは。何時もの診療ですね?」

「はい、宜しくお願いします。
 もうそろそろ大丈夫だとは思うのだけど、ちゃんと許可を得ないとね。」

「そうですね。聞いておきますね。」

「そう言えば視線の件はどうなったの?
 まだ何か感じるのかしら?」

「そうですね。未だに誰かに監視されているような気がします。
 確か、とは言い切れませんが。」

「そう・・・それとなく皆さんにも気にして頂けるように言っておきますね。」

「はい、いつもありがとうございます。」

これは初めての情報だな。
Aは誰かに監視、見張られているのか?
Dが受診を終え、帰った後も、次々と受診患者への応対をしていた。
特別忙しい日だったのかもしれない。
休憩以外では仕事に合間が生まれることも無く、夜の部に移った。

一度戻ろう→23に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
93

 
 
Bを呼び止め、挨拶をする。

「・・・」

Bは何故自分を知っている?と言いたげに、ただじろりと睨んできた。
まずい雰囲気だこれは・・・。
なんと声をかけよう?

直球で「貴方は犯人ですか?」→35に移動
「身の回りの不審な出来事について」→64に移動
鳥の雛の話をする→80に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
94

 
 
Aの見る夢に干渉・・・。

Aは丁度仕事を終えて帰るところのようだ。
帰り間際、急に肩を叩かれた。

「Aさん、これ更衣室に忘れてたわよ!」

「あらいけない、有難うございます。」

Aは舌を出しつつ忘れ物を受け取る。
それから少し立ち話をし、家路に就いた。
帰りの道、また後ろから肩を叩かれた。
何事だろうと後ろを振り返るとB、男性 農家 62歳 19世紀、が居た。

「あらBさん、こんばんは。」

「やぁこんばんは。今、帰りかね?」

「ええ、お買い物して帰ろうかと。」

「丁度ええ、これもってけ。」

「あら!こんなに沢山。良いんですか?」

「ええよ。病院には改めて持って行くでな。
 これはAさんちで使うとええ。」

「有難うございます。助かります。」

BはAの笑顔を見て満足気だ。
その後他愛無い話を少し交わし、別れた。
今日は良く肩を叩かれる日ね、とか、買い物はしなくて済むわね、等と一人ごちる。
ぽんぽん。
2度あることは何とやら。
またしてもAの肩を叩く誰かが・・・。
今肩を叩いて呼び止めたのはC、男性 公務員 33 21世紀、だった。

「あら、Cさん。こんばんは。」

「こんばんは。今お帰りですか?」

「はい、そうです。何だか変な日ねぇ。
 こんなにも呼び止められるなんて。」

「え?そうなんですか?誰にです?」

「仕事の帰り間際、同僚に、とか。
 つい先程はBさんに、とか。
 ほら、この野菜、Bさんからなの。」

「・・・そうなんですか。」

「あ、それで御用って?」

「ああ、それなんですが・・・。」

この後の二人は、これといって印象に残るような会話はしていなかった。
結局何のために呼び止めたのか、それさえも分からないような内容だった。
Cと別れた後、Aはまっすぐ家に帰った。
帰宅後、心に留まる出来事は起きなかった。

結論を出すために戻ろう→75に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
95

 
 
「・・・。」

暗闇の中、人の気配のする方向を睨む。

「・・・。また・・・。君か。」

!?・・・聞き覚えのある声。
それはかつて、貴方がまだ他の人間達同様、機械につながれていた頃の話。
貴方を現実世界に引き戻し、自分の野望のために役立てようとしていた男。
かつての貴方の上司、隊長・・・。

「・・・。余程・・・。君と・・・。相性が・・・。悪いらしい・・・。」

やけに途切れ途切れにしゃべるな。
切れかけの電灯みたいだぞ。

「今の・・・。私は・・・。思念の・・・。残滓に・・・。過ぎん・・・。
 にも拘らず・・・。またしても・・・。君に・・・。阻止されるとは・・・。」

どうやって生き残った?

「管理クラス・・・。権限を・・・。使い・・・。少しずつ・・・。
 少しずつ・・・。私の人格を・・・。世界に・・・。紛れ込ませた・・・。
 補佐官・・・。程で無いにしろ・・・。多くの・・・。私を・・・。
 思念の形で・・・。ふふふ・・・。ふふふ・・・。」

・・・これからもこの様な負の感情を撒き散らすつもりか・・・。

「いびつな・・・。世界を・・・。正す・・・。それだけだ・・・。
 負の感情が・・・。不要などと・・・。それは・・・。人ではない・・・。
 都合の・・・。良い者だけ・・・。取り出す・・・。それは・・・。
 選民思想に・・・。他ならない・・・。違うか・・・?」

あんたはその思想のために、人を殺した。
そんなあんたの思想を正当化できる理由は、何一つ思い浮かばないよ。

「流石・・・。あいつの・・・。クローン・・・。だけはある・・・。
 ま・・・あ・・・時・・・間・・・切・・・れ・・・・・・。」

気配が消えていく。・・・時間切れ?
元々長く留まれる物でもなかったのか?
色々思案していると、突然、世界が揺らぐ感覚が貴方を襲う。
これは・・・強制送還の方だろう。
大方、秘書君が貴方の所在を確認できなくなって、慌てて・・・と言う所だ。
・・・
・・

「おおおおおい!生きとぉかあああ!?」

うわ・・・うるさい・・・。
生きてます。
目を覚ますと、案の定、クローンずの姿も。

「・・・ノウェムの私の見立て通りか。」

「・・・ふむ・・・さすが私。」

「・・・ふむ・・・認めていいかもね。」

「・・・ふむ・・・いや良い働きだった。」

クローンずは、口々に勝手な感想を述べているが、否定的ではなさそうだ。

「お帰り、総統殿。
 私の知る君ならできると信じていた。」

ノウェムの・・・補佐官殿だな。

「今回のことで分かったろう。
 アレはまだ生きている。
 生物としてではなく、思念として。」

「僕もなぁ、君が起きるまでの間、説明受けててんけど・・・信じがたくてなぁ。
 ・・・ほんまなん?」

貴方がこくりと頷くと、心底いやそうな表情を浮かべ、秘書君は深いため息をつく。

「しぶといのぉ・・・。」

「それはさておき・・・。
 我々は前任者同様の協力を、君に惜しまないことをここに誓う。」

おお、それは朗報・・・って・・・え?

「能力の無いものに、我々は与しない。
 今回の件は、良い試金石だった。
 おめでとう。
 君は我々補佐官の信頼を勝ち得た。」

喜ぶ所なんだろうなぁ・・・。
ともあれ、あの隊長の亡霊とも言えるものは、これからもこの世界を脅かす。
気を引き締めて排除に当たらないとな。
とにかく・・・。
今回は・・・。
疲れた・・・。
貴方は他の誰にも気付かれないうちに、本当の眠りに落ちていた・・・。

(無事任務完遂END)

あとがきへ→あとがきに移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
96

 
 
「最近仮想世界、夢の中、について妙な報告が上がっていてね。
 しかも結構な数、結構な部署で同様なものがだよ。」

補佐官は、現実世界での人類を管理する部署、全てのチームに一人配属している。
他にもバックアップに何人いるかとかは分からないが、全体では相当な数居ることになる。
その妙な報告は、多くのチームであったらしい。

「私も調査してみたのだけど、どうも私には向かないようでね。」

補佐官にも苦手なものがあるのだと思っていると、

「地べたを這いずり回って、地道に捜査するのは私には向かないと思わないかね?」

相変わらず余計な一言を・・・あいや、こんな人だったな、確かに。

「ただいま~。
 再建中の、マーテルオクトーへのお使い行って来たでぇ・・・ってうわっ!なんや!」

今しがた帰ってきたのは、前総統括官の養子であり、以前貴方が所属していた隊で隊員A2と呼ばれていた人物。
前総統括官の時も秘書のような立ち位置だったが、貴方の就任の際、改めて秘書となった。
居住・・・というか、人々を収めたカプセルのゆりかご、マーテルは当初3基しかなかった。
人口が増えるにつれ最大10基となったが、そこからは増やすのではなく、建て直すことにしたのだ。
よって今はまだ建て直しが行われていない、貴方が収められていたノウェムが最も古い設備となる。

「これはこれは秘書君、久しぶりだね。」

「・・・うっわ、きもっ・・・。
 ほんまにまるまんま同じのが居とぉやん・・・。」

「・・・失礼な子だね・・・」

・・・喧嘩するんじゃない。ここが壊れてしまう。
この二人、どちらもが尋常じゃない身体能力を持っている。
2人・・・いや1人と10人を離し、話を進める。

「ふん・・・いつかねじ伏せてあげるからね。」

「あっはっはー、相手を制圧するんは確かにおたくのが上かも知らんねぇ。
 でも、殺してええんやったら僕のが上やと思うでぇ?」

やめなさいって→50に移動

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
あとがき

 
 
システムの作り方はさっさと思いついたのと、実際考える文章は少なめだったのとで、作成時間は10時間ちょい。
何か思ったより短いな?・・・単に記録とり忘れてただけかもしれないけど。
まぁ半分近く、コピペばかりなのでそんなものかも。

今回は正直どうしようか迷って迷ってひり出した感がてんこ盛り。
ぶっちゃけて、自己満足作品となっとります。
あのキャラクターをアレで終わらせたらもったいない。
そう思ったのが始まり。
しかし、あの長ったらしい物語ほどのボリュームはもうしんどい。
で、探偵?風?に仕上げて・・・。
・・・
・・

ああ、無理だな。探偵物は私には無理。
そう思えた作品でした、ちゃんちゃん。

ゲーム内容を省みると、犯人、正確には違うけど、一人だけ、ほぼ全員と接点がある。
そういうものを目指したんですな。
でも今回、接点が多い人物は最終的に二人出てきちゃう。てか、そうなっちゃった。
で、苦肉の策として、最後に救済措置を入れた・・・って苦肉の策じゃないな。
辻褄あわせですな・・・。とほほ。