ハルピュイア


まえがき
舞台設定はファンタジーのようですが、ギャンブルもので、ホラーテイストな作品です。
項数は多いのですが、内容はあっさりしているかもしれません。
一応、三部作のシリーズで構想していますが、どうなることやらです。
サイコロなどはいりませんが、メモが必要になるかと思いますので、ご準備いただければと思います。
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プロローグ

「運が悪かったな」
目の前の骸骨が言った。
「いや、運が悪かったというのは、失礼か。そのメダルを手に入れていたのだからな。
しかし、いったいどこでのたれ死んだ?
死の森か悪魔の迷宮か?
それとも凶暴なモンスターに戦いを挑み、惜しくも敗れ去ったか?」
あなたは、骸骨の嫌味に腹が立ったが、唇をかんで我慢した。
どのような理由にせよ、骸骨の言うとおり、現世で命を失ったのは、正しかったからだ。
ここは、どこだ?
あなたは、周囲を確認しながら、たずねた。
薄暗い洞窟の中のようだ。
岩盤がむき出しの壁に、ゆらゆらと松明が掲げられている。
青い炎に、骸骨のひび割れた骨格が照らされている。
骸骨は、U字型の机に腰掛けていた。
背後は真っ暗な空洞が続いており、前方には、鉄の門扉がある。
門扉には悪魔のモニュメントが刻まれていた。

「ここは、アンデッドカジノ。その入り口だよ」

骸骨は、うれしそうに答えた。1へ

 

 

 

 

 

1

「おまえの持っているその、審判のメダルは、このアンデッドカジノの入場券のようなものだ」
骸骨の言葉に、あなたは、自分が古いメダルを所持していることを思い出した。
両面に、それぞれ神と悪魔の姿が描かれているメダルだ。
冒険の途中で、手に入れたものだった。
用途もわからず換金もできず、てっきりガラクタの類と思っていた。

「おまえはまだ完全に死んだわけではない。
おまえの本体は、現世でまだ、生死の境をさまよっている。
審判のメダルを持っていたおかげだ。
そのメダルを増やすことで、おまえは再び、現世で目覚めることができるのだ」
ただし、と骸骨は条件を付け加えた。

「メダルを持つものは、おまえ一人ではない。
これから来る相手との勝負になる。
このカジノで行われている三つの遊戯に参加して、最終的に、どちらがより多くのメダルを持っているか。
その結果で、生き返るかどうか決まるのだ」

つまり、勝てば生きのびるが、負ければ死、ということか。
あなたの言葉に、骸骨は、答えを返さずに笑った。88へ

 

 

 

2

「それでは、ゲームを始めるわよ」
あなたは、片目のミイラ一五枚の勝負をすることになった。
相手と枚数を忘れないようにすること。

ディーラーが、すばやい手さばきで、羽を配布する。25へ

 

 

3

「あなたの勝利です」

鷲のディーラーが豚鼻のグールから審判のメダルを回収し、あなたに手渡した。
勝負した審判のメダルの枚数分を、増やすこと。

グールは鼻を鳴らして、猛烈に抗議をした。
爪を立てて、あなたに襲い掛からんとする。
「かれは、インチキだ、といっているわね」
鷲のディーラーは、いたって冷静だ。
仲介する気はないらしい。

審判のメダルを渡してグールのご機嫌をとる27へ
それともかれのことなど無視する26へ
それとも、立ち去るのなら86へ

 

 

 

4

指に触れた羽を引っこ抜くと、ディーラーは「いたっ」と声をあげた。
鷲の仮面でよくわからないが、その態度は、少し怒っているようだ。

あなたが抜いた羽を色は、だった。

審判のメダルを一枚減らすこと。

「もう、メダルを持っていても交換は認めないわ。
今もっている羽で勝負よ」
あなたは、この赤い羽を加えた三枚で勝負せねばならない74へ

 

 

 

 

5

首のない騎士の羽の組み合わせは以下のとおりだ。

白 白 

さて、あなたの組み合わせとどちらが優位だろうか?
ルール表を確認したいときは、この項を記憶して19へ

あなたの羽の組み合わせが強ければ34へ
弱ければ13へ
引き分けなら57へ

 

 

6

「それでは、ゲームを始めるわよ」
あなたは、豚鼻のグール三〇枚の勝負をすることになった。
相手と枚数を忘れないようにすること。

ディーラーが、すばやい手さばきで、羽を配布する。87へ

 

 

 

 

7

あなたに配布された羽の色は、以下の三枚だった。

白 白 

「最初の一枚は、メダルなしで取り替えることができるわ」
ディーラーが声をかける。

一枚交換するなら、交換したい羽の色を選んでから67へ
このままでいくなら74へ

 

 

 

8

あなたの目の前で、銀色の羽がきらきらと輝きを強めた。
光はあなたの目の前、テーブルの上を包んだ。
やがて輝きが終わると、銀色の羽は白い羽に変化した。

「本当は、もっと別な魔力が働くはずだったけど」
鷲のディーラーは首のない騎士を見た。
「かれはそれを無効にする術をもっているみたいね」

自分の羽の状態を理解できたら、5へ戻ること。

 

 

 

9

再び抜いた羽の色は、だった。

審判のメダルを一枚減らすこと。

あなたは新しい組み合わせの三枚の羽を並べ見る。
ディーラーは続ける。
「メダルが残っていれば、もう一度羽の交換をしてもいいわよ」

この組み合わせで勝負するなら74へ
審判のメダルを持っていて、羽を交換するなら49へ

 

 

 

10

あなたの目の前で、金の羽が強く発光した。
その光は、相手の羽の一枚に照射される。
やがて、輝きがおさまったかと思うと、騎士の羽に異変が生じていた。
一枚がに変化している。
首のない騎士の羽の組み合わせは以下のとおりになった。

黒 黒 白

そしてあなたの手元の金色の羽は、白の羽に変わっている。
さて、どちらの羽の組み合わせが優位だろうか?
ルール表を確認したいときは、この項を記憶して19へ

あなたの羽の組み合わせが強ければ34へ
弱ければ13へ
引き分けなら57へ

 

 

 

 

11

「それでは、ゲームを始めるわよ」
あなたは、片目のミイラ一〇枚の勝負をすることになった。
相手と枚数を忘れないようにすること。

ディーラーが、すばやい手さばきで、羽を配布する。39へ

 

 

 

12

豚鼻のグールは何枚も審判のメダルを所持しているようで、できる限りの羽の交換を行ったようだ。
ブヒブヒと、だらしなくよだれをたらし、知性は感じない。

「かれは、弱きものからあらゆるものを搾取し、人から恨まれることもいとわなかった。
しかし、それ以上に愚かだった。
自分の財を守るために立てた館に自ら閉じ込められた。
恨みを持つものたちによって、出口を塞がれたの。
やがて食べ物も尽きた。
しかし、貪欲さが多数の審判のメダルをかれに所持させた。
そうして、このカジノに来て、なかなか死ぬこともできず、さまよっている」

鷲のディーラーは、豚鼻のグールを蔑んでいるようだった。

「さあ、準備は整ったかしら?
では、テーブルの上にオープンして下さい」

テーブルの上に両者の羽が広げられた。
あなたは、グールの羽の色をみた。61へ

 

 

 

13

「あなたの敗北です」

鷲のディーラーがあなたから審判のメダルを回収し、首のない騎士に手渡した。
勝負した審判のメダルの枚数分を、減らすこと。

ここを立ち去るのなら86へ
あるいは、もう一勝負していきたいなら29へ
もちろん、メダルの枚数がゼロならば、勝負することはできない。
その場合は立ち去るしかない。

 

 

 

14

そのあと、いくら待っていても、誰もやってはこなかった。
あなたは、ここへ来た三人の中から、対戦相手を選ばなくてはならない

巨漢をゲームの相手に選ぶ18へ
ダークエルフを相手に選ぶ37へ
小男を選ぶ16へ

 

 

 

15

抜いた羽を、すばやく手元に引き寄せる。
鷲のディーラーは、痛みをこらえるような声を出した。

羽の色は白だった。

あなたは新しい組み合わせの三枚の羽を並べ見る。
「どう? 新しい組み合わせは気に入ったかしら?」
ディーラーは続ける。
「もし気に入らなければ、もう一度羽の交換ができるわ。
ただし、審判のメダルを一枚ワタシに支払う必要がある」

この組み合わせで勝負するなら74へ
審判のメダルを持っていて、もう一枚羽を交換するなら28へ

 

 

16

「おいらはフーパーってんだ。よろしくな」
小男は、気分が回復してきたのか、鼻を啜った手であなたに握手を求めた。
「賭け事ってのは、あんまりしたこたあねえが、でっけい商店で金庫番をまかされてたんだ。計算は得意だぜ」
さきほどまでは小心者に見えていたが、どうやら自信家でもあるようだ。
そのあとも、長々と自慢話を続けそうだったので、あなたはさえぎって、自己紹介をした。

「それでは、楽しんでくれたまえ」

骸骨が門を開き、あなたたちは、アンデッドカジノへ入場した。53へ

 

 

 

17

やがて、背後の暗闇から、ひとりの男が歩いてきた。
筋肉質の巨漢で、ワニの鱗のような鎖帷子を身にまとっている。
骸骨は、同じような説明をかれに行ったあと、あなたに向かって言った。

「さて、先に待っていた順に、相手を選ぶことができるぞ」

あなたは、この巨漢を相手に選ぶのなら18へ
それともべつの相手を待つのなら84へ

 

 

 

18

「オレは、フォラス。さすらいの傭兵だ」
巨漢の男は名乗った。
「いろいろな街を渡り歩き、それぞれの酒場や闇賭博で、ずいぶんと賭け事はやってきた。
勝負勘は、並外れているぜ」
フォラスは、あなたを見下したように、豪快に笑った。
あなたは、かれの態度を冷静に受け止め、自らも名乗った。

「それでは、楽しんでくれたまえ」

骸骨が門を開き、あなたたちはアンデッドカジノへ入場した。53

 

 

19

ルール表

*三枚の羽の色がばらばらのとき、その組み合わせは一番弱い組み合わせとなる。
*三枚の羽が同じ色のとき、その組み合わせは一番強い組み合わせとなる。
*ともに二枚、同じ色の羽があるとき、その色で優劣が決まる。
*ともに三枚、同じ色の羽があるとき、その色で優劣が決まる。
*二枚の羽が同じ色とときは、残りの一枚の優劣で決まる。

色の優劣は、白>の順である。

 

早見表

白白白>赤赤赤青青青黒黒黒

>白白>白白>白白

赤赤白>赤赤赤赤

青青白>青青青青

黒黒白>黒黒黒黒

>バラバラ

これからゲームを始めるなら46へ

ゲーム中にルール表の確認にきたのであれば、それぞれ記録した項へ戻ること。
もどる項5
もどる項10
もどる項35
もどる項40
もどる項61
もどる項66

 

 

 

 

20

「あなたの敗北です」

鷲のディーラーがあなたから審判のメダルを回収し、片目のミイラに手渡した。
勝負した審判のメダルの枚数分を、減らすこと。

ここを立ち去るのなら86へ
あるいは、もう一勝負していきたいなら29へ
もちろん、メダルの枚数がゼロならば、勝負することはできない。

 

 

 

21

部屋の中には、無数の屍たちがいた。
壁際にある、テーブルを取り囲んでいる。
テーブルについているものたちは、それぞれ手に、数枚の鳥の羽を持っていた。
しきりがあって、それぞれの羽は、お互い見えないようになっている。

テーブルの真ん中に、タキシードを着た鳥が立っていた。
鷲の仮面をつけた、ディーラーだ。
すばやい手さばきで、屍者たちに羽を配り、勝負の判定をしている。
腰のくびれと、胸のふくらみで、ディーラーは女性とみてとれた。

やがて、あなたが席に着く番が来た。

「あら、ハルピュイアの羽をするのは初めてかしら?」
ディーラーは、あなたに尋ねた。
やはり仮面の下はやはり女性のようだ。
その声は、美しいソプラノだった。

ゲームについてたずねる83へ
知っているので、ゲームを始める46へ

 

 

 

 

22

「本当にいいんだな? 最初のゲームで、その一枚を失ったら、お前は現世にもどれないんだぞ」

やっぱりメダルを借りることにするなら56へ
借りをつくるのはやめておくなら55へ

 

 

 

23

「あなたの勝利です」

鷲のディーラーが片目のミイラから審判のメダルを回収し、あなたに手渡した。
勝負した審判のメダルの枚数分を、増やすこと。

ミイラはうなだれていた。
絶望している様子だが、涙も枯れ果てているようだ。
「すべてのメダルを失ったのなら、もうここにいることはできないわよ」
ディーラーは、片目のミイラに冷たく言い放つ。

片目のミイラに審判のメダルを一枚めぐむなら77へ
それとも、もうここに用はなく、立ち去るのなら86へ
あるいは、他の相手ともう一勝負していきたいなら29へ

 

 

 

24

指に触れた羽を引っこ抜くと、ディーラーは「あ、ああああ」と声をあげた。
鷲の仮面でよくわからないが、その態度は、少し喜んでいるようだ。

あなたが抜いた羽を色は、だった。

審判のメダルを一枚減らすこと。

「残念ね。もう、メダルを持っていても交換はできないわよ。
今もっている羽で勝負しなさい」

あなたは、この青の羽を加えた三枚で勝負せねばならない74へ

 

 

 

25

あなたに配布された羽の色は、以下の三枚だった。

  

「最初の一枚は、メダルなしで取り替えることができるわ」
ディーラーが声をかける。

一枚交換するなら、交換したい羽の色を選んでから67へ
このままでいくなら74へ

 

 

 

26

あなたは豚鼻のグールの態度を無視した。
すると、怒りが最高潮に達したグールは、さらに大きな叫びを上げる。

「おまえの運はここで尽きた。
悪運の神デッドサムは、おまえの幸運を飲み干す。
酒は唾に、肉は糞に、ささやきは罵声に。
あらゆる博打の幸運は、おまえから消え去るだろう」

ディーラーが淡々とした口調で通訳してくれた。
豚鼻のグールがイライラしながら、その場をあとにすると、ディーラーがまだゲームを続けるのか聞いてきた。

まだゲームをしていくなら29へ
もうここを立ち去るなら86へ

 

 

27

あなたが審判のメダルを一枚渡すと、グールはしぶしぶながらも、抗議を取りやめた。
メダルの枚数を一枚減らすこと。

もう一度ゲームをしていくなら29へ
もうここを立ち去るなら86へ

 

 

 

28

彼女は、先ほどよりも広く胸元を開けた。
「もっと、奥まで探っていいのよ」

あなたはふたたび手を入れる。
手前の羽を抜く60へ
中ほどの羽を抜く48へ
奥の羽を抜く9へ

 

 

 

29

一度、勝負した相手とはゲームすることができない。
ゲームをていない相手を選ぶこと。
だれと勝負しますか?
メダルがゼロであれば、ゲームはできない。
その場合、あなたは立ち去るしかない。

片目のミイラ33へ
首のない騎士70へ
豚鼻のグール75へ
それとも、もうここを立ち去るなら86へ

 

 

 

30

「それでは、ゲームを始めるわよ」
あなたは、豚鼻のグール二〇枚の勝負をすることになった。
相手と枚数を忘れないようにすること。

ディーラーが、すばやい手さばきで、羽を配布する。80へ

 

 

 

31

指に触れた羽を引っこ抜くと、ディーラーは「うふふふ」と笑い声をあげた。
鷲の仮面でよくわからないが、あなたの動きがくすぐったかったようだ。
あなたが抜いた羽を色は、だった。

審判のメダルを一枚減らすこと。

「もう、メダルを持っていても交換は認めないわ。
今もっている羽で勝負よ」

あなたは、この黒い羽を加えた三枚で勝負せねばならない74へ

 

 

32

あなたは、ハルピュイアの羽の出口へと向かった。
もう、あと戻りはできない。
このドアを抜けたら、次の遊戯が待っている。

「おい、そこの勇敢な兄さん」

ふいに、中空から声がした。
みると、青白い光の玉が、尾を引いて揺らめいている。
声は、そこから発せられているようだ。

「オレは、ウィル・オー・ウィスプジョンだ」

あなたの周りを、ウィル・オー・ウィスプのジョンが巡る。
「オレは、もう体がなくなってしまい、ここでゲームをすることもままならなくなってしまった。
しかし、メダルだけは余っている。
もし兄さんがよければ、おれの代わりにゲームをしてくないか?
もちろん、増えたら礼は弾もう」

なにか裏があるのではないかと、あなたはジョンを問い詰める。
ジョンは青くなってその場を飛び回った。

「それは心外だ。
このような姿になってまで、必死に生き返ろうとしてるのに。
では、兄さんには真実を伝えておこう。
兄さんは、受付の骸骨にメダルを借りたか? オレは借りた。
そしてゲームで負けて返せなくなった。
奪われたのは肉体さ。
さらに借りて負けを繰り返し、ついには魂だけになっちまった。
あの骸骨に借りたメダルを返せないと、現世での肉体が奪われるのさ。
勝負に勝って現世で蘇っても、生ける死者となり、さまようことになる。
まずはメダルを返済して、肉体を取り戻さないといけない。
オレは最後の最後に借りたメダルを洞窟の中に隠したんだ。
そうして、ここでツキのよさそうなものを見つけて、代わりに勝負を頼むつもりだった」

なるほど、このカジノにいる死者たちの体の部位が欠けているものが多いのは、ジョンと同じような理由らしい。

「兄さんは、あの女鷲の攻めどころを見つけたんだろう?
たしか、真ん中真ん中、最後はどっちだったか忘れたが、そこを攻めると、羽に不思議な魔力が宿るんだろう?」

あなたが、メダルを充分にもっていることを察して、ジョンは勝負を頼む相手に選んだらしい。
あなたが、何枚にしてほしいんだというと、ジョンは倍にして返してくれといった。
「ただし、代理を頼むのは、次のヒュドラ地底湖だけだ。
お願いだから、その遊戯で、なんとか結果を出してくれ」
ジョンは、赤と青と白との明滅を繰り返して、その場を飛び回った。

次の遊戯はヒュドラ地底湖というのか。
あなたは、ウィル・オー・ウィスプのジョンをつれて、ハルピュイアの羽の部屋をあとにした。89へ

 

 

 

33

「このミイラは、あなたと、審判のメダル一〇枚で勝負したいと言っているわ」
声というより、いびきとでもいうようなくぐもった異音を、片目のミイラは発していた。
とてもあなたには聞き取れなかったが、ディーラーには理解できたらしい。
右目は腐った空洞になっていた。
残された左目に悲痛な切迫感をこめて、あなたのことを睨んでいる。

メダル一〇枚で勝負する11へ
メダル五枚で勝負したいと申し出る78へ
メダル一五枚で勝負したいと申し出る2へ
または46へ戻って、対戦相手を選びなおしてもよい。

 

 

 

34

「あなたの勝利です」

鷲のディーラーが首のない騎士から審判のメダルを回収し、あなたに手渡した。
勝負した審判のメダルの枚数分を、増やすこと。

首のない騎士はそのまま立ち上がって、ふらふらと部屋の外へ歩いていった。
「さて、どうする? メダルを五枚以上持っていれば、もう一勝負していくこともできるわ」
ディーラーがあなたを誘う。

他の相手ともう一勝負していくなら29へ
立ち去るのなら86へ

 

 

 

35

片目のミイラの羽の組み合わせは以下のとおりだ。

赤 赤 赤

さて、あなたの組み合わせと、どちらが優位だろうか?
ルール表を確認したいときは、この項を記憶して19へ

あなたの羽の組み合わせが強ければ23へ
弱ければ20へ
引き分けなら47へ

 

 

 

36

あなたに配布された羽の色は、以下の三枚だった。

青 青 青

「最初の一枚は、メダルなしで取り替えることができるわ」
ディーラーが声をかける。

一枚交換するなら、交換したい羽の色を選んでから67へ
このままでいくなら74へ

 

 

 

37

「私は、ユーグリット
なぜ私は、こんなところにいるのでしょう?
女王の森を守る使命があるというのに」
ユーグリットは、あなたを見下すように眺めた。
「はやく森に戻って、女王の警護に当たらねばならないの。
さっさと終わらせましょう。
三つの遊戯? そんな人間の知覚で行う遊びでしょう?
私は、あなたたちの何倍もの視力と聴覚を持っている。
あなたごときが勝てるわけもないでしょう」
そういうと、彼女は足早に扉の前に進んだ。
あなたは、一応自己紹介をしたが、まったくの無視だった。

「それでは、楽しんでくれたまえ」

骸骨が門を開き、あなたたちは、アンデッドカジノへと入場した。53へ

 

 

 

38

あなたの目の前で、銀色の羽がきらきらと輝きを強めた。
光はあなたの目の前、テーブルの上を包んだ。
やがて、輝きがおさまったかと思うと、テーブルの羽に異変が生じていた。

銀色の羽は白い羽に変化した。
そして、あなたがもし赤と青の羽をもっていたなら、その羽も白と変わっている。
黒い羽は、黒のままだ。白い羽を持っていても白いままだ。

自分の羽の状態を理解できたら、35へ戻る。

 

 

 

39

あなたに配布された羽の色は、以下の三枚だった。

赤 赤 

「最初の一枚は、メダルなしで取り替えることができるわ」
ディーラーが声をかける。
一枚交換するなら、交換したい羽の色を選んでから67へ
このままでいくなら74へ

 

 

40

あなたの目の前で、金の羽が強く発光した。
その光は、相手の羽の一枚に照射される。
やがて、輝きがおさまったかと思うと、ミイラの羽に異変が生じていた。
一枚がに変化している。
片目のミイラの羽の組み合わせは以下のとおりになった。

赤 赤 

そしてあなたの手元の金色の羽は、白の羽に変わっている。
さて、あなたの組み合わせとどちらが優位だろうか?
ルール表を確認したいときは、この項を記憶して19へ

あなたの羽の組み合わせが強ければ23へ
弱ければ20へ
引き分けなら47へ

 

 

 

41

洞窟の壁には、等間隔で松明が設置され、ゆらゆらとかろうじて灯をともしていた。
灯は、洞窟全体を照らしているわけではなく、灯が届かないあいだには闇がある。
あなた以外にも、洞窟を利用するものがいた。
それは、朽ちた屍や、肉体すら失った霊魂や骸骨の類だった。
死者だ。
話しかけても、何も答えない。
明滅してゆれたり、ぎこちなく歩いていたり、その場でぼうっとたたずんでいたりと、あなたへの反応はまったくない。
あなたは、恐れを抱きながらも、目的を思い出し、洞窟を奥へと進む。
やがて、道の終わりに扉があった。

ハルピュイアの羽

そう、立て札が掲示されている。
最初の遊戯場のようだ。
あなたは、その扉の中へと進んでいく。21へ

 

 

 

42

抜いた羽を、すばやく手元に引き寄せる。
鷲のディーラーは、痛みをこらえるような声を出した。

羽の色はだった。

あなたは新しい組み合わせの三枚の羽を並べ見る。
「どう? 新しい組み合わせは気に入ったかしら?」
ディーラーは続ける。
「もし気に入らなければ、もう一度羽の交換ができるわ。
ただし、審判のメダルを一枚ワタシに支払う必要がある」

この組み合わせで勝負するなら74へ
審判のメダルを持っていて、もう一枚羽を交換するなら28へ

 

 

 

43

まだ迷いがあるのか、片目のミイラは残った左目で、自分の羽を凝視している。

「かれは滅亡した国の王子なのよ」
ミイラが思案しているあいだに、鷲のディーラーは言った。
「国はクーデターによって滅んだけれど、王家の復興を信じた臣下たちは、幼いかれに防腐処理をして、石棺に閉じ込めたの。
そのまま、生きているのか死んでいるのかわからないような状態になってしまった。
石棺の中に、いっしょに審判のメダルを収められたから、ここに来ることができた。
かれも、王家を再興させんと必死にメダルを集めているのよ」
ミイラにも、生き返りたい理由はあるようだ。
「もう何度も、失敗しているけどね」
ミイラが決意したように、こちらを見た。

「さあ、お二人とも準備は整ったかしら?
それでは、オープンしてください!!」

テーブルの上に両者の羽が広げられた。
あなたは、片目のミイラの羽の色を確認した。35へ

 

 

44

あなたに配布された羽の色は、以下の三枚だった。

 黒 黒

「最初の一枚は、メダルなしで取り替えることができるわ」
ディーラーが声をかける。

一枚交換するなら、交換したい羽の色を選んでから67へ
このままでいくなら74へ

 

 

 

45

「返せなかったらどうなるか? それを知ってどうする?
返せないということは、おまえはもう、生き返れないということじゃないか。
知っても意味はなかろう」
骸骨は、答えをはぐらかした。
「それより、メダルを借りるのか、借りないのか?」

メダルを借りることにするなら56へ
借りないなら22へ

 

 

46

「さて、相手はどうしましょうか?」
テーブルには、三体の死者がいる。
かれらが死者だと判断できるのは、あきらかにその体の一部が、欠けていたり、腐っていり、透けているからだ。
しかし、このゲームを行う思考力だけはあるようで、テーブルについて、羽が配られるのを待っている。
鷲のディーラーは、あなたに選択をせまった。
さて、だれを相手に選ぼう?

片目のミイラ33へ
首のない騎士70へ
豚鼻のグール75へ

 

 

47

「同じの色組み合わせのようですね。
引き分けとなります」

引き分けの場合は、メダルの増減は何も行われない。
片目のミイラは、もう一度あなたと勝負をしたそうだ。

もう一度勝負していくなら33へ
それとも、もうここを立ち去るなら86へ

 

 

48

再び抜いた羽の色は、だった。

審判のメダルを一枚減らすこと。

あなたは新しい組み合わせの三枚の羽を並べ見る。
ディーラーは続ける。
「メダルが残っていれば、もう一度羽の交換をしてもいいわよ」

この組み合わせで勝負するなら74へ
審判のメダルを持っていて、羽を交換するなら49へ

 

 

49

ディーラーは背中を向けた。
今度は背中の羽をとらなくてはならないようだ。
「中を覗いてはダメよ」
ディーラーは艶のある声で言う。

あなたは、彼女の背中に手を入れる。
あまり、奥まで手は届かない。

最初に指に触れたものをとる4へ
手首をずらして羽を探す24へ
無理に奥に手を入れる31

 

 

 

50

長い時間がたったあと、息を切らしながら、軽装の小男が走ってきた。
かれは、あなたたちをみると驚いて、腰を抜かした。
骸骨が話しかけると、さらに驚いて、気を失いかけた。
落ち着かない様子で、骸骨に矢継ぎ早に質問をしている。
骸骨は、かれに一通りの説明をおえると、あなたを向いた。

「どうだ、かれにするかね」

小男を選ぶ16へ
それともべつの相手を待つ14へ

 

 

 

 

51

抜いた羽を、すばやく手元に引き寄せる。
鷲のディーラーは、痛みをこらえるような声を出した。

羽の色はだった。

あなたは新しい組み合わせの三枚の羽を並べ見る。
「どう? 新しい組み合わせは気に入ったかしら?」
ディーラーは続ける。
「もし気に入らなければ、もう一度羽の交換ができるわ。
ただし、審判のメダルを一枚ワタシに支払う必要がある」

この組み合わせで勝負するなら74へ
審判のメダルを持っていて、もう一枚羽を交換するなら62へ

 

 

52

あなたに配布された羽の色は、以下の三枚だった。

白  

「最初の一枚は、メダルなしで取り替えることができるわ」
ディーラーが声をかける。

一枚交換するなら、交換したい羽の色を選んでから67へ
このままでいくなら74へ

 

 

53

鉄の門扉の向こう側は、洞窟が左右へわかれていた。
騒々しい大広間を予想していたあなたは、あっけにとられた。
それともカジノいうからには、地下で秘密裏に行われているものなのだろうか?
骸骨が言った。

「左右の道は、入り口であり、出口でもある。
どちらへ進んでも、結局はここに戻ってくることになる。
お前たちは、それぞれ違う道をすすんでいき、途中で遊戯に参加するがいい。
帰ってきたときのメダルの枚数で、勝負は決まるのだ

どちらの奥からも、かすかなざわめきが聞こえてはくるが、なにが待ち受けているか、想像もつかない。
「なるほど」
あなたの対戦相手は、一言いうと、さっそうと左の道を歩いていった。
それを見送ったあと、あなたは、右の道へと進んだ。41へ

 

 

54

満足にメダルを増やせたとはいえないあなたは、とぼとぼとハルピュイアの羽の出口へと向かう。
このドアを抜けていくと、次の遊技場があるのだろうが、種銭がなければ、勝負になるまい。
もし骸骨に借りていれば、負債だけが残ったことになる。

「おい、そこのしょんぼりした兄さん」

ふいに、中空から声がした。
みると、青白い光の玉が、尾を引いて揺らめいている。
声は、そこから発せられている。

「オレは、ウィル・オー・ウィスプジョンだ」

あなたの周りを、ウィル・オー・ウィスプのジョンが巡る。
「オレは、もう体がなくなってしまい、ここでゲームをすることもままならなくなってしまった。
しかし、メダルだけは余っている。
もし兄さんがよければ、おれの代わりにゲームをしてくないか?
もちろん、増えたら礼は弾もう」

願ったり叶ったりだった。
あなたは二つ返事でうなずいた。

「ただし、ゲームをしてもらうのは、次のヒュドラ地底湖だけだ。
そのゲームで、なんとか結果を出してくれ」

次の遊戯はヒュドラの地底湖というらしい。
ウィル・オー・ウィスプのジョンに導かれるようにして、あなたは、ハルピュイアの羽をあとにした。89へ

 

 

55

そのあとも骸骨は、しつこくメダルを借りた方がいいと言ったきたが、あなたは毅然とした態度で断った。17へ

 

 

 

56

「最大三〇枚までなら、貸してやろう」

あなたは、メダルを最大三〇枚まで借りることができる。
もともと一枚は持っているので、所持数は借りた枚数プラス1枚になる。

骸骨から借りたメダルの枚数を記録したら、17へ

 

 

 

57

「同じの色組み合わせのようですね。
引き分けとなります」

引き分けの場合は、メダルの増減は何も行われない。
首のない騎士は、テーブルから立ち上がろうとはしない。
「かれは、まだやる気のようよ」

もう一度勝負していくなら70へ
それとも、もうここを立ち去るなら86へ

 

 

58

「あなたの敗北です」

鷲のディーラーがあなたから審判のメダルを回収し、豚鼻のグールに手渡した。
勝負した審判のメダルの枚数分を、減らすこと。

ここを立ち去るのなら86へ
あるいは、もう一勝負していきたいなら29へ
もちろん、メダルの枚数がゼロならば、勝負することはできない。

 

 

59

「それでは、ゲームを始めるわよ」
あなたは、豚鼻のグール一五枚の勝負をすることになった。
相手と枚数を忘れないようにすること。

ディーラーが、すばやい手さばきで、羽を配布する。44へ

 

 

 

60

再び抜いた羽の色は、白だった。

審判のメダルを一枚減らすこと。

あなたは新しい組み合わせの三枚の羽を並べ見る。
ディーラーは続ける。
「メダルが残っていれば、もう一度羽の交換をしてもいいわよ」

この組み合わせで勝負するなら74へ
審判のメダルを持っていて、羽を交換するなら49へ

 

 

 

61

豚鼻のグールの羽の組み合わせは以下のとおりだ。

白 白 白

さて、豚鼻のグールはメダルにものをいわせ、最強の組み合わせを手にしたようだ。

ルール表を確認したいときは、この項を記憶して19へ

引き分けなら71へ
弱ければ58へ

 

 

 

62

彼女は、先ほどよりも広く胸元を開けた。
「もっと、奥まで探っていいのよ」
あなたはふたたび手を入れる。

手前の羽を抜く60へ
中ほどの羽を抜く81へ
奥の羽を抜く9へ

 

 

63

ディーラーは背中を向けた。
今度は背中の羽をとらなくてはならないようだ。

「中を覗いてはダメよ」

ディーラーは艶のある声で言う。
あなたは、彼女の背中に手を入れる。
あまり、奥まで手は届かない。

最初に指に触れたものをとる82へ
手首をずらして羽を探す24へ
無理に奥に手を入れる85へ

 

 

 

64

あなたの目の前で、銀色の羽がきらきらと輝きを強めた。
光はあなたの目の前、テーブルの上を包んだ。
やがて、輝きがおさまったかと思うと、テーブルの羽に異変が生じていた。

銀色の羽は白い羽に変化した。
そして、あなたがもし赤と青の羽をもっていたなら、その羽も白と変わっている。
黒い羽は、黒のままだ。白い羽を持っていても白いままだ。

自分の羽の状態を理解できたら、61へ戻る

 

 

65

「それでは、ゲームを始めるわよ」
あなたは、首のない騎士三枚の勝負をすることになった。
相手と枚数を忘れないようにすること。

ディーラーが、すばやい手さばきで、羽を配布する。7へ

 

 

66

あなたの目の前で、金の羽が強く発光した。
その光は、相手の羽の一枚に照射される。
やがて、輝きがおさまったかと思うと、グールの羽に異変が生じていた。
一枚が黒に変化している。

豚鼻のグールの羽の組み合わせは以下のとおりになった。

白 白 

そしてあなたの手元の金色の羽は、白の羽に変わっている。
さて、どちらの羽の組み合わせが優位だろうか?
ルール表を確認したいときは、この項を記憶して19へ

あなたの羽の組み合わせが強ければ3へ
弱ければ13へ
引き分けなら71へ

 

 

67

鷲のディーラーは、あなたから不要な羽を受け取ると、身を前に乗り出す。
「一枚、ワタシの体から、羽をとりなさい」
ディーラーは、衣服の胸元を弛めた。
そこに手をいれて、羽を抜くように言っている。
本気か?
あなたはディーラーの行動にとまどいながらも、言われたとおりに手を伸ばす。76へ

 

 

68

首のない騎士は、自分の羽の色がわかっているのだろうか?
あなたは疑問の目を騎士に向ける。

「このカジノは霊的境界にあるの。
かれもまだ、完全には死んでいない。
かれは凶悪な魔法使いの立ち向かう騎士団のリーダーだった。
勇敢で、聡明で、腕のたつ騎士だったわ。
しかし、黒魔法の力には立ち向かえなかった。
かれの生首は完全に死ねぬまま、その魔法使いの城に飾られている」

騎士の甲冑には、角の生えた獅子が彫られていた。

一角獅子団ブルース
かれの復活を期待している人々も前世には多いのだけど、期待に答えられるかしら」

鷲のディーラーは、騎士の準備が整うまで、独り言のようにつぶやいた。

「さあ、お二人とも準備は整ったかしら?
それでは、テーブルの上にオープンして」

テーブルの上に両者の羽が広げられた。
あなたは、騎士の羽の色をみた。5へ

 

 

69

「それでは、ゲームを始めるわよ」
あなたは、首のない騎士五枚の勝負をすることになった。
相手と枚数を忘れないようにすること。

ディーラーが、すばやい手さばきで、羽を配布する。79へ

 

 

70

「この死者は、あなたと、審判のメダル一枚で勝負したいと言っているわ」
首がないので、当然なにもしゃべっていないのだが、かすかな首の動きで、ディーラーには理解できたらしい。

メダル一枚で勝負するなら73へ
メダル三枚で勝負したいと申し出るなら65へ
メダル五枚で勝負したいと申し出るなら69へ
または46へ戻って、対戦相手を選びなおしてもよい。

 

 

71

「同じの色組み合わせのようですね。
引き分けとなります」

引き分けの場合は、メダルの増減は何も行われない。
豚鼻のグールはつまらなそうに、テーブルを叩いた。
「逃げるのか、言ってるわ」
ディーラーが淡々とした口調で通訳してくれた。

もう一度勝負していくなら75へ
それとも、もうここを立ち去るなら86へ

 

 

72

あなたは、骸骨のからだをつかんで、押し倒しそうと試みた。
しかし、骸骨はぴくりとも動かない。
骸骨が重いとか、力強いとかいうのではなく、どうやらあなた自身が、生前のように力をこめることができないようだ。
「どうかしたのか?」
骸骨の言葉は冷たかった。
あなたは、黙って両手を引っ込めた。
「自分が死のふちに立っていることを忘れては困る。おまえは、ここで、生きているときのような腕力を発揮できない」
骸骨は、あなたに触られた場所が、汚されたとでもいうように、わざとらしく手で払った。
「さて、メダルを借りるのか、借りないのか?」

骸骨にメダルを借りるのなら56へ
借りないのなら22へ
返せなかったら、どうなるのか聞いておくなら45へ

 

 

73

「それでは、ゲームを始めるわよ」
あなたは、首のない騎士一枚の勝負をすることになった。
相手と枚数を忘れないようにすること。

ディーラーが、すばやい手さばきで、羽を配布する。36へ

 

 

74

あなたと相手との仕切りが取り外された。
まだ、お互いの羽はテーブルの下で隠されている。

「オープンの合図で、テーブルに出してください」
衣服の胸元を整えなおしたディーラーが、美しい声で対戦相手双方に向けられる。

さて、あなたの対戦相手は…

片目のミイラ43へ
首のない騎士68へ
豚鼻のグール12へ

 

 

 

75

「このグールは、あなたと、審判のメダル三〇枚で勝負したいと言っているわ」
声というより、いななきとでもいうおような不快音を豚鼻のグールは発していた。
あなたは耳をふさぎたい思いだったが、ディーラーは丁寧に耳を傾けている。

メダル三〇枚で勝負する6へ
メダル二〇で勝負したいと申し出る30へ
メダル十五枚で勝負したいと申し出る59へ
メダルが足りない、または46へ戻って、対戦相手を選びなおしてもよい。

 

 

76

あなたは、ゆっくりとディーラーの胸元に手を入れた。
鷲の仮面の奥で、小さな吐息が漏れる。
生暖かい感触があったが、人の肌などではなかった。
堅い芯と柔らかい羽毛が彼女の服の下に隠されている。
あなたは、どこから抜くべきかと、ディーラーの胸をまさぐった。
彼女は、声を我慢するかのように、小さく震えた。

右胸の羽を抜く42へ
左胸の羽を抜く15へ
真ん中の羽を抜く51へ

 

 

77

片目のミイラは、激しくあなたに感謝した。
血まみれの包帯を揺らしながら、あなたになにかを伝えようとしている。
ディーラーが通訳してくれた。

「ファラオの馬は足が遅い。ナイルの大蛇は牛をも飲み干す。いずれ役立つ。覚えておいてくれ」

そう言っているらしい。
なんのことかはわからないが、この先必要な情報なのだろう。
審判のメダルを一枚減らすこと。

ここを立ち去るのなら86へ
あるいは、他の相手ともう一勝負していくなら29へ

 

 

78

「それでは、ゲームを始めるわよ」
あなたは、片目のミイラ五枚の勝負をすることになった。
相手と枚数を忘れないようにすること。

ディーラーが、すばやい手さばきで、羽を配布する。52へ

 

 

 

79

あなたに配布された羽の色は、以下の三枚だった。

白  

「最初の一枚は、メダルなしで取り替えることができるわ」
ディーラーが声をかける。

一枚交換するなら、交換したい羽の色を選んでから67へ
このままでいくなら74へ

 

 

 

80

あなたに配布された羽の色は、以下の三枚だった。

 黒 黒

「最初の一枚は、メダルなしで取り替えることができるわ」
ディーラーが声をかける。

一枚交換するなら、交換したい羽の色を選んでから67へ
このままでいくなら74へ

 

 

 

81

再び抜いた羽の色は、白だった。

審判のメダルを一枚減らすこと。

あなたは新しい組み合わせの三枚の羽を並べ見る。
ディーラーは続ける。
「メダルが残っていれば、もう一度羽の交換をしてもいいわよ」

この組み合わせで勝負するなら74へ
審判のメダルを持っていて、羽を交換するなら63へ

 

 

82

指に触れた羽を引っこ抜くと、ディーラーは「いたっ」と声をあげた。
鷲の仮面でよくわからないが、その態度は、少し怒っているようだ。

あなたが抜いた羽を色は、銀色に輝いていた。

「ああ、珍しいものをみつけたわね。
その銀の羽には、魔力がこもっているわ。
手を開いたときに、不思議な力が働くの。
さて、吉と出るかしら凶と出るかしら」

あなたは銀の羽を手に入れた。
相手の羽の組み合わせが表記される項にたどりついたら、羽の魔力が働く。
その項に三を加えた項へ進むこと。

羽の交換ができるのはそれで最後だった。
あなたは、銀色の羽を加えた三枚で勝負せねばならない。

審判のメダルを一枚減らして74へ

 

 

 

83

「このゲームは持っている羽の組み合わせで勝敗がきまるわ」

まず、ディーラーによって、三枚の羽が無作為に配られる。
羽には白、の四種類がある。
その組み合わせで勝敗が決まるが、プレイヤーはメダルを使うことで羽の交換ができるそうだ。

「どの組み合わせが強いのかは、あそこに書いてあるわ」
ディーラーが指し示した背後の壁に、ルール表が掲げてあった。

ルール表を確認する19へ
ゲームを始める46へ

 

 

84

しばらくすると、洞窟の暗闇から、細身のシルエットが浮かびあがった。
褐色に肌に、尖った耳をしていた。
背が高く、目も唇も吊り上っている。
噂ではきいたことがあったが、現実に目の当たりにするのは、初めてだった。
彼女は、ダークエルフだ。
長い髪と、くびれた腰でかろうじて女性だとわかる。
骸骨は、同じような説明を彼女に行ったあと、あなたに言った。

「彼女を対戦相手に選ぶか?」

ダークエルフを相手に選ぶ37へ
それともべつの相手を待つ50へ

 

 

85

指に触れた羽を引っこ抜くと、ディーラーは「うふふふ」と笑い声をあげた。
鷲の仮面でよくわからないが、あなたの動きがくすぐったかったようだ。
あなたが抜いた羽は、金色に輝いていた。

「最後に珍しい羽を見つけたわね。
その羽には魔力が込められているわ。
羽を開示したときに、不思議な力が働くの」

ディーラーの声は、どこかうれしそうだった。

相手の羽の組み合わせが表記される項にたどりついたら、魔力が発動される。
その項に五を加えた項へ進むこと。

羽の交換ができるのはそれで最後だった。
あなたは、この金色の羽を加えた三枚で、勝負せねばならない。

審判のメダルを一枚減らして74へ

 

 

86
「もうお帰りになるの?」
鷲のディーラーが寂しそうに言った。
あなたは、振り向かずにその場を立ち去る。

「また、会えるといいわ」
背中越しに、彼女のソプラノが聞こえた。

さて、あなたはまだメダルを一〇枚以上所持しているだろうか?
持っている32へ
持っていない54へ

 

 

 

87

あなたに配布された羽の色は、以下の三枚だった。

白  

「最初の一枚は、メダルなしで取り替えることができるわ」
ディーラーが声をかける。

一枚交換するなら、交換したい羽の色を選んでから67へ
このままでいくなら74へ

 

 

 

88

「メダルがゼロになってしまえば、その時点でゲームに参加することができなくなる。
たった一枚では、こころもとなかろう?
もしよければ、オレが貸してやってもいい。
なに、利息はいらないさ。三つの遊戯が終わったときに、貸した枚数だけ、きちんと返してもらえばいい。
もちろん、勝負は返したあとの枚数で判定されるが、種銭は多いに越したことはなかろう?」

骸骨にメダルを借りるのなら56へ
借りないのなら22へ
返せなかったら、どうなるのか聞いておくなら45へ
それとも、力ずくでメダルを奪う72へ

 

 

89

「ここだ、その下を少し掘ってみてくれ」

あなたは、ジョンに言われて、洞窟の隅を手で掘った。
硬い地盤だったが、意外と浅い地面に、審判のメダルは隠されていた。
見つけたメダルは、全部で五枚。
あなたは、この五枚をメダルの所持枚数に加えることができる。
ただし、ウィル・オー・ウィスプのジョンのものであることを忘れてはならない。

あなたは歩きながら、次の遊戯はどういうものなのか、ジョンに聞いた。
「そうだな…
運の要素もなくはないが、十分に情報を手に入れ行動すれば、メダルを数倍にすることも可能だろう。
大事なのは、いかにいい位置を確保するか。
勝負どきに思い切れるか。
……だろうな」
具体的な内容を聞きたがったが、ジョンは、行けばわかるさと話をかわした。

やがて、洞窟のつきあたりに、深い青色のドアがあった。
扉の端からサビつきが侵食し、まるで広大な海原を持った世界地図のようだ。

「ヒュドラ地底湖」と、表札がある。

「さあ、頼んだぜ、兄さん」
ジョンがあなたの頭上を旋回する。
あなたは、力強くうなずいた。
そして、次の遊技場のドアを開いた。

to be continue…

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あとがき

さて、あっさり終わってしまったかと思います。
審判のメダルはどのように増減したでしょうか?
一応、最終の所持数は、81枚が最高になります。

次作「ヒュドラ地底湖」に、ぜひ、記録を引き継いで遊んでください。